子宮内避妊システム ミレーナについて

子宮内避妊システム ミレーナ とは?

ミレーナ

子宮内避妊システムのミレーナは、避妊リング【子宮内避妊用具(IUD)】とピルが合体したようなもので、1970年代に開発が始まり1990年にフィンランドで初めて承認・発売されたものです。
過多月経の治療薬としても国内外のガイドラインですすめられていて、現在では世界130カ国以上で、のべ2000万人を越える女性が使用しています。出典:ミレーナ


避妊リング【子宮内避妊用具(IUD)】

子宮内に挿入しておくと体機能としての異物排除機能が働き、受精卵の着床を妨げることで妊娠を防ぎますが、

  • 月経の出血量増加や期間延長
  • 下腹痛
  • 不正出血

などのデメリットがあり、生理の量が大幅に増え期間も長くなる上、生理痛が大変ひどくなると言った可能性が高くなるので、女性とすれば毎月くる生理がもっときついものになるというのは辛いものです。


子宮内避妊システム ミレーナ

それと比べてミレーナは、生理の量の減少と避妊リングよりも高い避妊率で、多くの病院で推奨されている避妊リングなんです。

ミレーナも、通常の避妊リングと同様子宮内に入れる事で受精卵の着床を妨げるのですが、避妊リングと違う事は、中央の部分から黄体ホルモン(女性ホルモンの一種)が持続的に子宮内に放出、子宮頸管(子宮の入り口)の粘膜を変化させ精子の侵入を防ぎ、また子宮内膜の増殖を抑制し、受精卵の着床を防ぐ作用があります。




子宮内避妊システム ミレーナについて

ミレーナのデメリット

  • 挿入後の痛みと数か月のダラダラした不正出血。ただし、半年程で出血もなくなります。
  • 未産婦さんや子宮の入り口が狭い人には挿入しにくく、痛みが大きい可能性がある。
  • 避妊リング同様 脱落してしまう可能性がある。(比較的かなり確率は低く、私の行っている病院ではその症例は1件もないそうです。)

ミレーナのメリット

  • 経口避妊剤(ピル)は血液中にホルモン剤の濃度が上がりますが、ミレーナは子宮の周りだけに作用するので、授乳も可能。
  • ピルを飲んでいるのと同じように妊娠の確率がグンと下がる。
  • 1回の装着で最長5年間の有効性を保持。
  • 生理の出血量が減り、生理痛が軽くなる。
  • ピルのように飲み忘れによるミスがない。

ミレーナを装着できない人

  • 性器癌及びその疑いのある人
  • 黄体ホルモン依存性腫瘍及びその疑いのある人
  • 診断の確定していない異常性器出血のある人
  • 性感染症になったことがある又は性器感染症のある人
  • 頸管炎又は腟炎の患者、再発性又は現在PIDの患者
  • 子宮外妊娠や分娩後子宮内膜炎又は感染性流産になったことのある人
  • 重篤な肝障害又は肝腫瘍の患者
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある女性
  • 先天性心疾患又は心臓弁膜症の患者
  • 糖尿病患者/肝障害のある患者
  • 先天性・後天性の子宮の形態異常(子宮腔の変形を来しているような子宮筋腫を含む)

ただし、最後に記した子宮筋腫の治療のためにミレーナを装着する例もあります。
(筋腫が黄体ホルモンの作用で小さくなるか逆に大きくなる場合もあるそうです)

紗江のミレーナ装着体験記

ミレーナ装着体験記

紗江はミレーナを装着して、現在で1年と3か月になります。
ある病院の女医さんに勧められ装着を決めたのですが、その女医さん曰く、ミレーナ程いいものはないとの事でした。
紗江の信頼している先生でもありましたし、ネットで見ていても副作用の確率は少なく、いいものだと判断をし装着しました。

出産経験:2回あり
通常の生理:タンポンをしなくてはいけない生理量が約2日、その後約4日間の出血・うっすらとした終わりかけの出血が2日程。
生理痛:その時によって違うものの、2日程は子宮が痛く痛み止めを飲む時もしばしば

ミレーナ装着当日

性感染症の検査を受け結果を聞いた当日に装着しました。
子宮内に入れる時、物凄い激痛。

体が震えあがる程痛み、入れた後そのまま病院のベッドで横になり、約1時間半その痛みと格闘しました。車で彼が迎えに来てくれていたので、痛みに耐え車まで・・・

途中、車の振動により痛みもきつくなる気がしました。
痛みに耐えられなくなりすぐそばにあったホテルへ入り、ベッドでのたうちまわる程の痛み。

彼にずっと腰辺りを擦ってもらいながらその痛みに耐えました。


3時間程で痛みも微妙にましになったかなという感じで、食事を摂るも、やっぱり痛過ぎる。再度3時間苦しみながら、あまりに続く痛さにうとうとしまた目覚めるの繰り返し。


あまりにも激痛が続くため心配になり、ミレーナを入れて約8時間後また病院へ。
ミレーナはきっちりとした場所に問題なく入っているとの事。
何日かは毎日3回飲んで下さいと痛み止めを処方されました。


ミレーナを入れた後、痛み止めを飲んでもそこまで効かず、約14時間は痛み苦しみました。

夜になり、痛み止めが効いたのか疲れすぎたのか眠れました。

その後1週間は、1日3回痛み止めを飲んでいましたが、耐えきれない痛みになったりで、仕事へ行くにも不安で休みました。

なんでこんなものを入れたんだろうと本当に後悔。

先生が言うには、ミレーナを装着する時にそこまで痛がる人はいなかった。
ミレーナを入れた直後に、普通に仕事へ行かれる方もいらっしゃるし、紗江の場合は子宮がかなり敏感な体質なのではないかというお話でした。

ミレーナ装着 1か月~3か月

■ 痛み ■
あまり痛み止めを飲みたくなかったので、極力控えました。
でも痛みは、日頃の生理痛で薬を飲まなくては我慢できない程のレベルでした。
痛みがたまらなくなったら、痛み止めを飲む。

  • それでも、痛みが治る時
  • 痛みがましになる時
  • 痛みに全く効かない時がありました。

痛みに耐え苦しい毎日でした。


■ 出血 ■
ダラダラとしたほんの少量の出血が続きました。
生理がいつきているのかもわからない状態。
約1か月たった頃、病院で出血止めをもらい、毎日飲んでダラダラの出血もおさまりました。


■ セックス ■
セックスでポルチオを刺激した挿入では、薄い血液が、拭いた時にティッシュにつく程度ですが、必ず出血。
した直後1時間ほどは、軽い痛み。


ミレーナ装着 3か月~6か月

■ 痛み ■
痛みはましになったものの相変わらず鈍い痛みは毎日続きました。
出血していない時でも、座り込む程の痛み(生理痛でうずくまってしまうような痛み)が襲い、

  • 数分でおさまる時
  • 痛み止めを飲んで1、2時間後にやっとおさまるような時
  • 痛み止めを飲んでも痛みに耐えきれず横になり2時間以上何もできない時

その都度バラバラでした。


■ 出血 ■
少量の出血があったりなかったりで、いつもよりも出血が多い時、もしかしたら生理がきたかなと思ってナフキンをあてるも、ナフキンにはつかず、トイレへ行ってティッシュで拭いた時だけ、濃い血液が付着するだけ。

2日程でそれも終わる。
毎日痛むので、その時の生理痛と言える感じのものは全くなし。


■ セックス ■
セックスでポルチオを刺激した挿入では、薄い血液が、拭いた時にティッシュにつく程度ですが、必ず出血。
した直後1時間ほどは、軽い痛み。


ミレーナ装着 6か月~9か月

■ 痛み ■
子宮の痛みは、鈍い痛みが変わらず殆ど毎日。
前と比べれば痛みはかなり軽くなったものの、週に2回程は必ずうずくまる程の痛みに襲われ、痛み止めを飲みました。痛み止めを飲めば1、2時間後にはおさまりました。


■ 出血 ■
出血止めを継続して服用しているので、普段の出血は止まっていました。
そろそろ生理かなという時に、ほんの少量の出血。
その時、生理痛は全くなし。

もうタンポンもナフキンさえも一切不要。
おりものシートでも、微かに付くくらいで、約2日で終わる。生理が殆どないといってもいいくらい。


■ セックス ■
セックスでポルチオを刺激した挿入での出血は、時々になりました。
セックス後の痛みはある時とない時、その日によって違いました。


ミレーナ装着 9か月~1年

■ 痛み ■
ガマンできる程度のほんの軽いじわっとした鈍い痛みが時々。
その痛みも瞬間的なもので、長くは続きませんが、2,3日に1度程度。
1週間か2週間に1度くらいは、ギュウっと子宮がねじられるような痛みに襲われる時がありますが、数分でおさまり、痛み止めは殆ど必要はない程度。


■ 出血 ■
出血止めの服用をやめました。
日頃の出血は、本当に時々薄いものが少量。
生理は、そろそろ生理かなという時に、ほんの少量の出血。
その時、生理痛は時々、ギュウっと子宮がねじられるような痛みがある時、全くない時とバラバラ。
おりものシートでも、もったいなく感じ、4重くらいにしたティッシュをあて、トイレへ行った時に変えればいい程度。約1日~2日で終わる。


■ セックス ■
ポルチオを刺激したセックスの後の出血は、月に1、2回程度(セックスは週に3~6回)
セックス後の痛みも、月に数回。(出血するかしないかとは関係なし)


ミレーナ装着 約1年半

■ 痛み ■
鈍い痛みが、1週間に1度くらい。
子宮がねじられるような痛みは、月に1度程。
痛み止めは必要ありません。


■ 出血 ■
出血止めはもう飲んでいません。
日頃の出血は、生理かなと思う頃の1回。
その時、生理痛は時々、ギュウっと子宮がねじられるような痛みがある時、全くない時とバラバラ。

おりものシートでも、もったいなく感じ、4重くらいにしたティッシュをあて、トイレへ行った時に変えればいい程度。約1日~2日で終わる。
生理のあのわずらわしさから解放され、本当に楽。


■ セックス ■
変わらず、ポルチオを刺激するセックス後の出血は、月に1、2回程度(セックスは週に3~6回)

セックス後の痛みも、月に数回。(出血するかしないかとは関係なし)
それまでは、激しく突いたり、潮吹きの行為をしたりすると、ミレーナがずれてしまうのではないかと不安がありましたが、現在は全く気になっていません。



※追記

ミレーナ装着 2年

■ 痛み ■
痛みはほぼなくなっています。

鈍い痛みが、月に数回。
痛み止めは必要ありません。


■ 出血 ■
普段の出血は全くなし。

生理?だろう時に、薄茶色の血液がトイレで拭いた時につく程度。
生理痛も殆どなし。

ナフキンもオリモノシートも必要なしです。


■ セックス ■
ポルチオを刺激しても出血はしなくなりました。

痛みもなし。

今は何も考えず、セックスに没頭できる上、生理なし生理痛なしの状態です。
あれだけ辛かったのが嘘のよう・・・先生がおっしゃるには紗江はかなり子宮が敏感らしく、稀にないケースだそうで、ここで怖がらせてしまった事をお詫びいたします。

ただ、中にはそういう方もいるかも知れませんので、例としてお考え下さいね。

ミレーナを入れた感想

ミレーナを入れた感想
正直なところを言うと、ミレーナを入れて良かったのか、後悔しているのかは自分でもわかりません。


紗江は元々ピルを服用していましたが、ヘビースモーカーなので、本来はピルを服用してはいけないんですね。
年齢の事もあり、危険性も増すので、ちょっとピルはやめた方がいいと考え、ミレーナに移行したのですが、避妊面では全く何も言う事もありません。


あれだけの痛みに苦しんできたものの

  • 彼とのセックスを何も気にせず思う存分楽しめる点
  • ピルのように飲み忘れる事もなし、体への負担を考える事もなし。
  • 生理時、ナフキンもいらないくらいで、1年はタンポンもナフキンさえ購入していません。
  • 今まで結構長い生理で、生理痛もあったものが、ほんのちょっとの出血がたったの1日~2日程。

こんな楽な事はないというくらいです。


ただ、軽くても月に1度の痛みは、苦しんだ時を思い出すので、ちょっとトラウマ的になってしまっています。

少しだけ痛んでも、もっとひどくなるんじゃないかって、感じていた痛みを体が思い出すような感覚です。
セックス中は、痛みを軽減するエンドルフィンの脳内麻酔効果もあってか、そんな痛みは一切ありませんが、セックスの後物凄く痛い時期もありましたから、それを耐えてきたのも正直辛いものでした。

全ての人がそんなに痛むとは限らず、あくまでも紗江の場合は、あまりない症例だそうです。どれだけネットで調べても紗江のようなケースは載っていなかったので、本当に不安でした。紗江の子宮がミレーナを拒否しているとしか考えられません。
特殊なコトなのかも知れませんが、こういうケースもあるという事で、少し参考にしていただけたらなと思います。

今から約4年後、ミレーナを交換するのかどうかはまだ決めていませんし、結構迷っています。

でも、あんな苦しい思いは二度としたくはないので、もし交換する時には絶対に麻酔をしてもらおうというのは決めています。

ただ、痛みがあっても、その瞬間だけだったという体験談が殆どですので、必要以上に怖がらないで下さいね。


彼とのセックスライフだけを考えると、入れて良かった!とは言えます。


でも、やはりタバコを吸っていなかったら、紗江的にはピルの服用の方がいいなと思います。

毎日決まった時間に飲むのは忘れてしまう可能性もありますが、1日2日くらいだったらまとめて飲む方法でも対処できますし、スマホでアラーム設定しておくと飲み忘れもありません。

アラームが鳴っても、「この用事が終わってからすぐ飲もう」というのが一番飲み忘れの原因ですから、それさえしなければまず大丈夫だと思います。



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