女性のモヤモヤ、実体験でゆるっとほぐす先生のゆみかです。
「ソフトSMだから大したことない」「ハードプレイこそ本物のSM」――そんな空気、どこかで感じたことありませんか?
まず最初に言っておきたい。
SMに「ソフト」も「ハード」もないんです。
痛みや拘束の強さを他人と比べて、すごさを競うものじゃない。
肉を削って耐えられたら偉いのか? ウ○コを食べられたら称号がもらえるのか?
…そういうことじゃない。
SMは「性癖」です。楽しいかどうか、それだけ。
自分がSなのかMなのかも、他人に決められることじゃないんです。
この記事では、「性格と性癖の違い」や「SMの立ち位置」について、ゆみか視点でお話しします。
性格S/Mと、性癖S/Mは別物
恋愛診断や性格診断で出る「Sっぽい」「Mっぽい」ってやつ、あれと性癖は全然別モノ。
性格でいうSは「主導権を握るタイプ」、Mは「相手に合わせるタイプ」。
でも性癖のSは「責めて快感を得る人」、Mは「責められて快感を得る人」。
似ているようで、ぜんぜん違う土俵です。
たとえば、日常ではおっとりしていても、プレイの場面では鬼のように攻める人もいる。
逆に普段はバリバリ主導権を握る人が、場面によって徹底的に責められるのを好むこともある。
「真性」「奉仕型」? その呼び方、ちょっと待って
昔からあるSM用語で「真性S/真性M」「奉仕型S/奉仕型M」という分け方があります。
わたしも、古典的な日本SMを語るうえで「真性」という表現は歴史的にはありだと思っています。
でも、突き詰めるとこの「真性」すらもエンタメなんですよ。
それに、「奉仕型」という言葉はどうしても好きになれない。
だって、奉仕って“やらされてる感”があるでしょ?
だから、わたしはこう呼びたい。
「サービスS」「サービスM」。
もっといえば、「エンタメS」「エンタメM」。
遊び心も含めてやっているSやMのことは、ぜんぶこの呼び方に置き換えてしまいたい。
立場の逆転は、プレイの中で日常的に起きている
SMって立場が固定されているように見えるけど、実はそうでもないんです。
たとえば、M女性が「もっとして」って要求する瞬間。
言葉を変えれば「もっとしなさい」。
これ、相手は言うことを聞いてる=受けている側=Mっぽいですよね。
逆に、責めているつもりのSも、相手を喜ばせるために動いているなら、それは「サービスS」かもしれない。
こういう逆転は日常茶飯事。
だから「あなたは絶対にS」「あなたはM」と外から決めつけるのはナンセンス。
SMは、あなたが決めていい
SMは誰かに評価されるための競技じゃない。
どこまで耐えられるかを試す試練でもない。
もしあなたが「これはSMだ」と思えば、それはSMです。
あなたが「わたしはS」「わたしはM」と感じれば、それでいい。
SMの根本にあるのは、どれだけ気持ちいいか、どれだけ楽しいか。
その基準は、自分で決めていいんです。
つまり――
SMに「ソフト」も「ハード」もない。
あるのは、“あなたが心地いいと感じるSM”だけです。





コメント