女性のモヤモヤ、実体験でゆるっとほぐす先生のゆみかです。
多くの人はイクときは体が緊張して、力が入っているような状態を想像されがちなのですが、わたしは体の力がすとんと抜けた感じになったり、挿入側に膣がゆるくなっていると思われているだろうな、というような時もあります。イクためのコツを心得ていているわたしでも、そんなに毎回相手のいるセックスで、全身が痙攣して思いもよらない声を出すほどイケるわけではありません。
セックスでイケないと悩んでいるみなさんは自分の体が得ている快楽をちゃんとキャッチしていますか。逆に快楽ではなく、気持ちよくないことでもいいのです。わたしも体がなにに反応していて、どこが気持ちいいのかを意識できていないと、イク波に乗れないままぼんやり快楽を逃していることもあります。それに大きな快楽を初めて得るときは怖さもあって、自制心がストップをかけてしまうこともあります。イクには自分の意識を集中することと、安心も含めて気持ちと向き合う環境が重要です。ですが、お話してくれるひとに多いのが、それらがないまま頭でっかちな情報に支配されていると、体は本当はイっているのに、イクを自覚できなくなってしまいます。

多くの女性は気づけてないだけで、体はイッてる。
不感症と思われたくないから、どこかから得た情報で感じているふりしてませんか。自分の体のどこが感じるのかを知らなくては先に進めませんし、体がイッているのにイッていないと思い込んでいる女性も多いです。
そんなに毎回、セックスで体が痙攣するほどイケるわけではないけれど、オナニーで痙攣するような中イキを体験することはコツさえつかめばできます。
感じてるふりは優しさではない
セックスでいけないという話はよく聞くし、悩んでいる人も多いです。
クリではイクのに、ナカでいけない。だからセックスでイッたふりをする、不感症と思われたくないから。
こういう話を聞いていると、どうにも問題は自分の体とパートナーとの間にあるよね、と思います。
この悪循環をまずは断ち切ることから始めましょう。
イキたいなら感じてる演技をやめる。相手に気持ちいいことを正しく伝える。気持ちよくなかったら、こうしてもらえたら感じるということをお互いに伝え合わないことには気持ちよくなること以前にセックスが楽しくないものになる。
とはいえ、恥ずかしくて言えないとか、言えてたらとっくに言ってる、言ったら嫌われちゃうかも、相手を傷つけたくないなど、それぞれに事情はありますよね。その気持ちがわからないわけではないです。
相手に言えないとセックスでイケない、中イキできないのかというと、そんなこともはないです。
言えなくてもいいので、まずは感じているふりから止めましょう。どこを触ってもアンアン言われたら相手は喜ぶかもしれませんし、自信がつくかもしれないのですが、それは優しさではなく、セックス下手くそなひと育成にしかなりません。
だめ、いや、は使わない
気持ちいい時に気持ちいいと言うのも大事です。ここが気持ちいい、感じる、ということを相手にわかってもらうためにも、気持ちいい時はイイと言う。気持ちいいと言えなくてもいやとだめを言わなくするだけでも違います。
いやとだめ、これ言いがちですよね。夫やパートナーとしていて気持ちよすぎちゃうときはわたしも出ちゃうときある言葉です。
だめ、いや、は盛り上がる言葉でもあるのですが、取扱注意です。盛り上がるけれど誤解も生むし、本当に嫌な時に「いや」が通用しないのが厄介です。
だめ、いやを乱発すると、いやよいやよも好きのうち、というとんでもないモンスターを作ってしまうので止めましょう。
本当に気持ちよくてダメな時もあるので適切に使うためにも、演技でだめ、いやを言うのはよくないです。
感じてる演技がイクを遠ざける
いくいくいくいくー! という絶叫するような動画やマンガ、小説でもよいのですが、目にしたことありますよね。現実の女のイクはあんなに派手なものではないことのほうが多いです。
女体だけでレズビアンえっちを楽しむ会を主宰していたことがあるのですが、女のイク状態は千差万別で、みなさん違います。射精がイッた証拠になるような男性のように区切りがあるわけでもないので、体はイッっているのに脳みそがフィクション脳になっていてイッてるのを認識してない、できていないこともあります。
イッた時の状態を全身に汗をかくとか、ふわふわする、熱くなる、痙攣する、潮を吹く、電気が走るみたい、こんな風に書かれがち言われがちですよね。
実際そのような時もありますが毎回そんなにビッグウェーブに乗れるわけではないです。毎回その波に乗るからだになるには気持ちいいことに正直になることがカギになります。
まだ大きなイク波に乗れていないけれど、体は静かにイッていることもあります。挿入されたおちんちんがいつもより感じ取れているときとか、激しい動きではないのになんだかぼんやり気持ちいい、そういうのは体がイッたあとやイク手前の状態、イッているになっていることもあるのです。
感じているふりはセックスに気持ちが向いていなくて、演技することに脳みそ使ってしまっているので、イクをキャッチできないですよね。
イクためには自分からイク気持ちと体を準備していないとイケないのです。イクのも気持ち次第、脳内をイクことに集中する。セックスでイカされる、イカす、これは体の開発と意識の改革なしにはできません。
爆発的なイクを体験したいなら、イケないという暗示に自分からかからないでくださいね。
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