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「慣れている私」でも、痛いときは痛い。――アナルプレイに「簡単」なんて言葉はないから、慎重すぎるくらいでいい。

無理をせず自分の感覚を大切にすることを伝えるイメージ画像。

アヌスという場所は、身体のなかでも特に「心の門番」が厳しい場所です。 「アナルプレイって、慣れれば誰とでも、どんな状況でもできるものでしょ?」 もしあなたがそう思っているなら、どうかその考えを、今この瞬間に手放してください。

たとえ何度も経験を重ねたアナルプレイヤーであっても、痛いときは痛い。できないときは、できないのです。 それは、私たちの身体が、それほどまでに繊細で、正直にできているから。 今回は、先日わたしが経験した「したかったのに、できなかった夜」のお話を交えながら、アプローチの前に知っておきたい大切なことをお伝えします。


目次

【体験談】「したかった」のに、挿入を諦めた夜

先日、パートナーと最高にいい雰囲気になったときのことです。 心は「してほしい」と熱くなっていて、お互いの体温も上がっていました。 でも、そのとき手元にアナル専用のローションがなかった。 「バスルームにある、お風呂用のローションで代用すればいけるかも」 その甘い考えが、その後の時間を台無しにしました。

シャワーを浴びながら、指でゆっくり解像度を高めているときは、あんなに心地よかった。 「これならいける」 そう確信して、私たちはベッドへ移動しました。

いざ挿入という瞬間。 あんなにヌルヌルしていたはずのローションが、空気と摩擦であっという間に乾いてしまったのです。 滑るはずの場所が、逆にピタッと吸い付くような、摩擦のブレーキに変わる。 押し込もうとする指が、粘膜を引きちぎるような凶器に変わる。 「あ、無理だ」 その瞬間、どんなに相手を愛していても、どんなにエッチな気分でも、わたしの身体は文字通り「門を閉ざして」しまいました。


ローション一本に宿る、愛の「解像度」

アヌスという場所は、自ら潤いを出せません。 だからこそ、アナル専用のローションは、普通のものより粘度が高く、乾きにくいように作られています。 それは、アナルがいかに乾燥に弱く、繊細な場所かを作っている側が知っているからです。

「なんでもいいでしょ」と代用品で済ませることは、結果として「痛くてできない」という一番悲しい結末を招いてしまいます。 道具をケチることは、二人の時間を台無しにすること。 そんな、あまりにリアルな現実を痛感した夜でした。


「初めて」のあなたが、慎重になって当然な理由

経験があるわたしですら、ローションひとつでこれほど打ちのめされるのです。 初めてのあなたが、怖がったり、慎重になったりするのは、生き物としての正しい反応です。

「うっかり入っちゃった」なんてラッキーは、このプレイには存在しません。 角度が少しずれるだけで、深さが数センチ変わるだけで、肛門は簡単に切れたり、裂けたりします。 その痛みや、後からくる重い違和感。 そんなリスクを、準備不足の相手のために負う必要なんて、どこにもないのです。

「準備して」とリードするのは、たしかに難しい。 相手の熱量に押されて、断りきれないまま痛みを飲み込んでしまう。 その言えなさこそが、アナルプレイを一番怖くさせている原因かもしれません。 でも、あなたがリードできないことを責める必要はありません。


その人は、あなたの「裏側」を全部受け止めてくれますか?

アナルプレイを楽しめる相手かどうかを見極める、たった一つの基準。 それは、「自分も掘られていい、掘られたい」と思えるほどの解像度を持っているか、です。

  • 洗浄の手間や、匂いへの不安を一緒に抱えてくれるか
  • もし汚れてしまっても、嫌な顔ひとつせず、あなたを抱きしめてくれるか
  • 何より、あなたの「痛い」というサインに、自分の欲情を差し置いて、即座に立ち止まってくれるか

自分も掘られる痛みを、怖さを、そしてその先の快感を知っている相手なら、あなたの身体を雑に扱うことなんて絶対にしません。 「突っ込んでみたい」という好奇心だけで近づいてくる人に、あなたの聖域を預けないでください。

iroha

あなたの門を開ける鍵は、あなたが持っていていい

アナルプレイは、お互いが「絶対に傷つけない」という強い意志を持って初めて成立する、究極の信頼関係の証です。 もし彼が「わからない」なら、その日はやめておけばいい。

あなたが心から安心できるまではあなただけの意思で固く閉ざしたままでいいのです。

自分を大切にすること。 それが、いつか最高の快感に辿り着くための、たった一つの条件なのだから。

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無理をせず自分の感覚を大切にすることを伝えるイメージ画像。

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