女が濡れる時濡れない時
濡れるときに出る液体の成分
セックスで濡れるときに出る液体、「愛液」とはいったい何なのでしょうか。
「愛液」は、3種類の分泌液で構成されています。
- 「血しょう」・・・約80%を占める膣内の壁から分泌される血しょうは、血液中の成分で、汗と同じようなものです。臭いもなくサラサラしています。
- 「子宮頸管粘液」・・・子宮の入口から分泌される成分で、ネバネバしています。
- 「バルトリン腺液」・・・膣口の左右にあるバルトリン線から出る分泌液です。男性のカウパー線液(ガマン汁)と同じ役割です。
性的な刺激により交感神経が働くと、膣の粘膜の毛細血管から血しょうが染みだしてきます。
そして、子宮頸管免疫とバルトリン線液が潤滑剤の役割をします。全てペニスの挿入をスムーズにする役割を持っています。
女が濡れる時のカラダの変化
私たちの身体は、自律神経である交感神経と副交感神経がバランスよく働いています。
- 交感神経は、興奮や緊張を感じている時に働き、心身を活発にする神経です。
- 副交感神経は、睡眠時、休息時などリラックスしている時に働く神経です。
濡れるためには、まず副交感神経が働いているリラックスした状態が必要です。
その時、脳内に幸福感や安心感などの効果を与えるオキシトシンというホルモンが分泌されます。
セックスのはじまりは、副交感神経が優位でないと成り立たないので、ガチガチに緊張していたり、ストレスを感じていると、感じにくく・濡れにくい原因となります。
そして、性的刺激などが加わり、徐々に交感神経が働き出した興奮状態になると、体の血流が増し性器が充血、バルトリン腺や膣内の壁から、溜まった血液の成分が沁み出て、「濡れる」という事になります。
「濡れる」=「感じている」ではない
性的刺激やその興奮から濡れるという点は間違いありません。
- 濡れているかといって必ずしも感じているのか?
- 濡れていないから感じていないのか?
世の中には、自分が濡れないから悩んでいる人も多いでしょう。
濡れ方は人によって個人差があり、ただ単に濡れやすい体質の人は、何もしていなくても常に濡れている人もいたりします。
逆に濡れにくい人も当然いるのです。
そして、無理やりペニスを入れられた時、カラダは本能的に膣を守ろうとして防御体勢に入る場合があります。
乾いた状態だとペニスの動きによって膣内は傷つきます。
それが結果「濡れる」という事になるんですね。
濡れにくいのには、いくつか原因があり、水分不足・薬の副作用・ホルモンバランスが乱れている場合の体の要因や、緊張・トラウマなどの精神的な要因です。
こちらでもっと詳しくご説明しています。
男性は、濡れているからといって、前戯もせずに「はい!挿入!」なんて事は決してしてはいけません。女性は脳でSEXします。脳が感じていないのに、挿入したって感じるわけがないのです。
濡れにくいと悩んでいるアナタに
上記で言ったように、個人差やその他の理由により、濡れにくいことがあるのは当然です。
なんで濡れないの・・・自分は濡れにくいから・・・などと焦るのは、余計にその状態を悪化させてしまいます。
SEXの度に「濡れないと飽きられちゃう」とか「男性に失礼だ」とかずっとそのことを考えてしまうんですね。
すると、更に本能でSEXできなくなってしまい、濡れにくくなる。
自分が好きな人に抱かれて気持ちいい時に、余計な事考えるのはもったいないし、その彼だけを感じよう。濡れなくってもいいじゃん!って。快感だけに集中すればいいんです。
いらない考えは持たないように心掛けてみましょう。
どうしても、濡れない方は潤滑剤を使ってみて下さい。
潤滑剤を使った快感で何もきにせずにSEXに集中できるようになったら、知らない間に濡れやすくなっているかも知れませんよ。
合わせてご覧下さい。
セックスでもオナニーでも濡れないと悩んでいるあなたにも、感じることはできるはず!
まず自分の性感帯を知ることから始めましょう。
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