セックスの48手【2】恋のむつごと四十八手:其の16.袋入(ふくろいれ)
これには様々な使い道があって、ある時は隠し女や隠し男を袋に入れて置くのに使う。用があるときは袋の穴よりおこなうということだ。
図には袋は描かれていませんが、ひとつの着物にくるまっているのを袋に見立てているのでしょうか。
この四十八手の袋入(ふくろいれ)は、鎌倉時代の末期に描かれた『袋法師絵巻(ふくろほうしえことば)』という春画の絵巻物のパロディとなっています。
『袋法師絵巻』というのは、宮中に勤める侍女たちが旅先で出会った好色の法師をこっそり宮中に連れて帰るという話です。
男子禁制の尼御前(あまごぜん)の住まいの中で法師は袋の中に隠されますが、夜になると尼御前のお相手を勤めます。
舐め犬になるように要求していたかもしれませんね。
尼御前は、夫を亡くして尼となった女性。世間的には男とつきあうなどもってのほか。しかしまだまだ女盛りの身ですから、連日連夜の逢瀬となります。
侍女たちも、ご主人様ばかりずるいと、自分たちの相手をさせ続けるはめに。さすがの色好みの法師も消耗し、元の寺へと返されます。
江戸時代の人にとっては「袋」と言うだけで、この法師と尼御前たちのスリリングな関係を思い起こすのでしょう。
性欲があるのは、男性ばかりではありません。
当サイトのアンケート『セックスが好きか嫌いか?』では、「好き」「条件付きで好き」と回答した女性は、500人中400人いました。
その中には、「好きな人と愛情を感じられる」という理由もあれば、「相性がいい相手」「好みのタイプ」というコメントもありました。
- 相手のテクニックによっては、幸せな時間だと感じる
- 体の相性が合う人
- 自分が相手に対してカッコイイとか好きとか、何かしらの感情があるなら好き
そして自分自身に大変正直な女性も…。
『動物的な本能のままセックスを楽しむ』という感覚なのでしょう。いつの時代も、性的欲求は違いありません。
セックスの体位48手【2】恋のむつごと四十八手TOPにもどる
セックスの体位48手【1】を見る
コメント