セックスの48手【2】恋のむつごと四十八手：其の15.ふり侘（ふりわび）　

四十八手とは言っても、こちらもセックスの体位ではありません。

右の若衆が両手を合わせているのは、謝っている仕草です。

わざと心にもないことを言って相手を怒らせた後で、ごめんなさいと詫びているのでしょう。

そして、ここから前にも増していちゃいちゃが始まるというわけです。若衆はすでにやる気満々ですね。

親しい仲だからこそできる前戯で、お互いにお芝居だとわかっているからこそのお遊びです。

しかし、いつもいつもこの手を使うと効果は半減します。あるいは、相手の逆鱗に触れるようなことを言ってしまって、本当の喧嘩になってしまってもたいへん。

スパイスを効かせすぎて、料理を台無しにするようなものです。

また現代でも、ふり侘（ふりわび）は身近に起きている事態でもありますね。

イラストのように勃起したままは考えられませんが、ケンカの後のセックスは案外と燃え上がります。些細なケンカでドーパミンが上昇しているとき、快感へ移行しやすくなるのです。

興奮している女性は、ホテルへ誘いやすくなるとも言われています。テンションが上がった状態は、セックスへ持ち込みやすくなり男性にとっては好都合です。

気に入られたいだけでなくそれをわかっているからこそ、食事にプレゼント・サプライズなどで、感動させ高ぶらせるのでしょう。

ボクシングなどのスポーツ観戦、野球好きの女性は野球観戦もよいみたいです。

 

前の四十八手『其の14.首引恋慕（くびひきれんぼ）』

 

 

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