セックスの48手【2】恋のむつごと四十八手：其の31.二女一男（にぢよいちなん）
セックスの48手【2】恋のむつごと四十八手：其の31.二女一男（にぢよいちなん）
花や紅葉のような君たちのあこがれてしまう装いには心も気が気でならず、身体が二つほしいほどだ。
この四十八手『二女一男（にぢよいちなん）』は、男1人と女2人の3pを表している春画です。
男2人に女1人の『二夫一女（にふいちぢよ）』とは逆の3pですね。
2人の女が衣服を脱ぎ足を上げて、さあどうぞ、と言わんばかりに待っています。男はどちらにしようかな、と迷ってはいるものの、イチモツはすでにビンビンに。
どちらの女も比べがたい魅力があります。だたか、体が二つあればなあと、男はぜいたくな悩み。
体位としては『四つ手』か『両足じめ』、あるいは『両足上』を開始しようというところでしょうか。
本手（正常位の体位）ですね。
男が望んでこうなったのか、それとも女たちが研を競い合ってこうなったのかはわかりません。そのどちらかで、展開されるドラマが変わってくるかもしれません。
男性にとって女2人を相手にする3pは、逆パターンよりもいい気分でしょう。
とはいえ、実際に女2人を満足させる行動を同時に行うのは容易ではありません。女がレズで絡んでくれれば問題ないでしょうが、基本的に積極的に参加するのは男性です。
まさにAVの世界ですね。
ですが、実際にこういったプレイを楽しんでいる男女もいます。出会い系サイトなどで相手を見つけるのが主流でしょうか。
誰か1人が性病だと、かなりの高確率でピンポン感染するでしょう。
個人的には、違う女のあそこに挿れたものを自分にそのまま挿れられたり、フェラするなんて想像できません。
春画では複数で絡むものが多くあります。
- 古山師重（ふるやまもろしげ）図：女2人を抱き合わせ『両陰相向』の状態で男が攻める
- 月岡 雪鼎（つきおか せってい）図：三女一男
- 北尾 政美（きたお まさよし）図：四女一男
計り知れない人間の欲を表していると感じられます。
そもそも浮世絵師たちが春画を描く意図は、何か深いものがあったのでしょうか。それもとただ単に、パロディとしての意味しかないのでしょうか。
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