セックスの48手【2】恋のむつごと四十八手：其の21.両足じめ（りょうあしじめ：りゃうあしじめ）

　
「本手」のバリエーションのひとつです。

女が両足をあげて男の体をぎゅっと締める体位から、『両足じめ』と言われるのでしょう。

女が心の底から美しく心地よいよがり声を出すのは、この体位であることが強調されています。

この体位は春画の中で人気があって、師宣はもちろん他の絵師もこのポーズの絵を描いています。

この絵は慣れ親しんだ中年の男女を描いていますが、他には女が若衆を上に乗せているのも好まれています。

師宣の別の本『小むらさき』にも両足じめが描かれており、そこにはこう書かれています。

女性は男性と同じくらい性欲があります。ひょっとして男性以上かもしれません。そのため喜びをもとめしっかりと足でしがみつく行動に出てしまうのでしょう。

『両足じめ』は『だいしゅきホールド』と言われる体位でもあります。

あまりに感じてしまった場合や相手に中出しさせるために、足で相手をしっかりロックする様子を表した言葉です。

正常位だけではなく座位など向かい合った体勢では、全てだいしゅきホールドできます。

「女が心よがり、美快の声を出す…」正常位は女性がリラックスしてイキやすい体位です。今も昔も変わらないのですね。

両足じめと同じ体位

 

前の四十八手『其の20.しつとのうらやみ』

 

 

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イキやすい体位正常位

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