セックスの48手【2】恋のむつごと四十八手:其の13.顔隠(かほかくし)
セックスの48手【2】四十八手:其の13.顔隠(かほかくし)
絶頂に至った時には顔や姿がどうなのかを考えることもない。しかし終わったらどうするのがいいのか。
『四十八手:其の11.後だき(うしろだき)』でセックスを楽しんだ後、女性が四つんばいになって腰を浮かし、身体の結びつきを解こうとしている場面です。
本当にSEXに没頭し悦楽に浸っている時は、自分でもどんな顔をしどんな表情をしているのかはわかりません。
女性がイケないのは、『綺麗に見られなければいけない。』と考えたり夢中になりきれていないのも原因の一つになっています。
バック体位で攻められている時は、歪んだ顔を気にしませんね。楽な姿勢でリラックスできる後背位は、女性がイキやすい体位でもあります。
ですが終わってみれば、いったいどんな顔をすればよいのかと、恥ずかしさがこみ上げてきます。快感に身をよじらせあられもない姿を晒してしまったと、隠れてしまいたいかもしれませんね。
激しく乱れてメイクもはげてしまっているでしょう。
それで、男から自分の顔が見えないようなポーズを取っています。この『顔隠(かほかくし)』には、女性のそんな心理が込められています。
男女の恋のむつごと四十八手:其の4.ぬれなづけと同様の心理です。
中国の春画『花営錦陣(かえいきんじん)』でも、以下のような絵があります。
とはいえ、下半身を後ろから見られるのも恥ずかしいもの。管理人紗江なら、顔を見られた方がましだと感じます。あなたならどちらがよいですか?
昔、身分の高貴な女性はみだりに姿を見せてはいけないという風習がありました。常にすだれや屏風・かやなどで姿を隠し、男性に姿を見られるようなことがあれば「はしたない」というようにも言われていたのだとか。
扇子で顔を隠すのは、顔に塗ったおしろいがひび割れてしまうからとも言われていますが、ある意味現代の日本の女性の慎ましさにつながっているとも言えます。
セックスの体位48手【2】恋のむつごと四十八手TOPにもどる
セックスの体位48手【1】を見る
(PR)