バイアグラは女にも効果があるの?
男性の勃起不全や中折れなどのEDには、医薬品であるバイアグラが効果を発揮します。
男性の勃起を補助するED治療薬は、血管を拡張する作用は男女を問わず効果あるとされています。では、バイアグラは女性にも効果があるのでしょうか?
管理人紗江は、バイアグラを試してみました。
バイアグラは女にも効果があるの?
医学的証明はまだされてはいませんが、シルデナフィルが女性器の血流を良くすることで、女性へも効果があると言われています。
バイアグラを製造しているファイザー社では、50人の女性にバイアグラを処方したところ、性欲がいつもより増進し、女性器が濡れやすくなった、今までいけなかった人でもイキやすくなったという実験結果がでています。
女性が濡れるしくみは興奮すると血流が増し生気が充血、そして溜まった血液の成分が滲み出てくるのが愛液と言われています。勃起と女性が感じて濡れるのは、どちらも血流が大きく関わっていることになります。
勃起不全と女性の感度の減少や不感症が同じものであるのかはわかりませんが、潤い不足も血流が影響を与えていることは間違いありません。
女性にとってセックス自体に興味がなくなってしまう人、性欲が高くなる人さまざまですが、更年期のホルモンバランスの低下によって膣内の萎縮や愛液不足に悩まされている方が多くいらっしゃいます。女性の不感症は、男性のEDよりも多いのだとか。
女性用バイアグラがアメリカFDAで承認
2015年8月18日アメリカFDAは、女性のHSDD(性的欲求低下障害)を改善するフリバンセリン(商品名『Addyi』)が認可されました。女性用バイアグラであるフルバンセリンは、2010年、2013年に許可が下りず、2015年にやっと許可されました。
Addyi(アディ)は、ストレス増加や性欲が低下の閉経前の女性用の薬で、ホルモンは使われておらず、脳内のセロトニン値を下げ、神経伝達物質ドーパミンなどを増加すると言われています。
そして、これは不感症の治療薬ではなく、性的欲求低下障害(HSDD)の治療のために許可が下りたのだとか。Addyi(アディ)は、バイアグラのような劇的な効果ではなく、抗うつ剤のように毎日飲み治療していく薬です。
通常よほど出ない限り、パートナーとマンネリ化やストレスによって性欲はどんどん低下します。またパートナーの浮気や何らかの関係性で信頼性が薄れることでも、性欲が低下してもしかたありません。
それを治療するべきなのか、治療できるのかは疑問が生じますが、良好な関係を続けるためには必要だとは感じますね。
多くの場合、性欲がなくなっても相手が変われば性欲が上昇したりもします。
ただし認可されはしましたが、副作用もありリスクを同意した上での治療となっているようです。もちろん、日本で女性用のバイアグラなどは存在しません。
ちなみに女性用のバイアグラで『ウーメラ』というものがありますが、こちらも日本では認可されておらずファイザー社から開発されたものではありません。
本当に悩む女性にとっては治療薬が必要だと感じている方もいるでしょう。男性にはED治療薬があって、女性にはない。これも、女性はその気にならず濡れなくてもセックスできるというところからでしょう。
バイアグラ試してみました
管理人紗江は、興味本位で男性用のバイアグラを試してみましたが、残念ながら何の変化もありませんでした。
バイアグラに使われている成分はシルデナフィルです。そして、女性用のバイアグラとされる『ラブグラ』を試してみると、顔のほてりやフワフワする感じがありましたが、なぜか男性用のバイアグラでは何の変化もありません。
やはりラブグラもプラシーボ効果だったのでしょうか。
性的な欲求がないからしなくても良いというわけではありませんね。パートナーのことを思いやってのセックスか、浮気されたら困るのか、また夫婦の場合はおつとめだからするのか、理由はさまざまでしょうが、セックスが円滑な関係を作るのには代わりありません。
それを嫌々行うのか、少しでもその気になれるかが違ってくれば、女性もかなり楽になると言えるでしょう。
やはり男性のように、女性用バイアグラで治療できるようになれば、性交痛を感じる女性にとって救世主となってくれるかも知れませんね。
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