あえぎ声と感度は比例する?

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人の第一印象を左右してしまうほどの影響を与える声。声は視覚と同様、相手を印象づける大きなカギを握っています。

基本的にセックスの時の女性の喘ぎ声は、感度と比例していると誰もが思うでしょう。

  • 小さなあえぎ声の時は感度も小さい
  • 激しくオーガズムを感じる時は大きな声が出る

しかし、本当に声と感度は比例しているのでしょうか。

感度がいいってどんな女?

あえぎ声と感度は比例する?

セックスでは、感度の良好な女が当然好まれます。

しかし感度を決める判断は、主観的な判断です。

  • 感じているのは他者
  • 相手がどれくらいの感度か決めるのは自分

【感度がいい】を決める基準はありません。

男が女の感度を判断する時に、濡れ具合を基準にする場合が多いでしょう。そのため女性は悩みます。『感じているのに濡れないから、自分は感度が悪いのかも…。』と。

しかし、決して自身では感度を判断できません。相手の男が感度が悪いと思ってしまえば、感度が悪いとなります。

ですから巷で言う【感度がいい女】は、決して感度がいいとも言い切れません。Aさんにとっては【感度がいい女】だとしても、Bさんにとっては【感度の悪い女】になる場合もあります。

そもそも【感度がいい】【感度が悪い】と決めることすらできないのです。

優しい人・悪い人と同様、相手がどう感じるかだけなのですね。

あえぎ声で感度を判断する男

視線・言葉・表情などで人を誤魔化せるように、感じていなくてもあえぎ声を出すと、ほとんどの男性が演技を見抜けず誤魔化されます。

そして多くの男性は、あえぎ声の大小で女が感じているかどうかの判断基準にしています。【あえぎ声の大きい時】=【感度のいい場所を責めている】もちろんそれだけではなく身体がどれだけ反応しているかにもよりますが、判断基準の一つにしている事に間違いはありません。

大きなあえぎ声を聞くと自分が感じさせている状態に興奮し、もっとそのあえぎ声を出させて感じさせようとします。痛いと感じた時には、ついあえぎ声を大きくしてしまう方が多いでしょう。

  • 感度のいい女でないと嫌われる
  • 頑張ってくれているのに、感しているフリをしなきゃプライドを傷つける
  • 感度が悪いと思われると、せっかくのムードを壊してしまう
  • 早く終わらせるために相手の興奮を煽る
このような理由が多いでしょうか。

痛みを感じている女性

『ジャパン・セックスサーベイ2017』の調査では、セックスの時に痛みを感じている女性が67%にも及んでいます。

あえぎ声と感度は比例する?

  • いつも痛い5.1%
  • だいたい痛い11.4%
  • たまに痛い50.6%

調査対象の女性たちがあえぎ声をどれだけ出しているかまではわかりませんが、これだけ多くの方が痛みを感じている事実を多くの男性は知らないでしょう。

声が出るしくみ

声の大小や高低は、声帯の振動数、振れ幅で決まります。人は肺から出す空気を振動させて、声を出します。その際、最初に通るのが声帯です。

声帯で空気を振動させてのどを通り、鼻・舌や歯や唇で調節して声を出しています。

高い声低い声

  • 声帯が振動する回数が多ければ高い声が出る
  • 振動する回数が少なければ低い声が出る

大きい声小さい声

一方、声の大きさは声帯の振れ幅で決まります。

  • 振動の幅が大きいと大きい声が出る
  • 振動の幅が小さいと小さい声が出る

そのため、声帯が大きい男性は大きく低い声が出しやすく、声帯が小さい女は高く小さい声が出しやすくなります。ですが、土台の声はほとんど声帯で決まりますが、人の調節器官の状態や周囲の環境によっても声の違いが出てきます。

そして声の違いを生み出す感情もそのうちの一つですね。

声帯の周りは筋肉で覆われているので、自律神経の影響を受けます。緊張したりして交感神経が働けば収縮しますし、リラックスして副交感神経が働けば弛緩します。そのため、聴覚を敏感にして声を聞くと、相手が本当に思っている事がわかります。

感情と声は比例していると言えます。興奮していたり緊張したりすると高く大きい声が出ますし、安心する時には自然と低く落ち着いた声が出ます。

では興奮して感度が良い状態だと、比例してあえぎ声が大きくなるのでしょうか?決してそうとも言えません。

感度とあえぎ声は比例しない

声と感度は比例しないと言える理由は、声は理性で操れるからです。

声は何よりも感情に左右されますが、理性で大きさや高さはコントロールできます。なぜなら、感情はある程度は理性で抑えられます。

声が大きくなったり高くなったりするのは、興奮して感情が抑え切れない時ですね。ゆえに、気持ちをコントロールできれば、声の高さや大きさは抑えられます。例えば、怒っている時です。人が怒る時、2つのタイプに分かれます。

  • 高い声で周りに喚き散らす人
  • 低い声で淡々とする人

この違いも結局、理性で怒りを抑えるのかそうでないかで変わってきます。意図的に高くしたり、大きくする事もできます。人に1番伝えたい重要な部分を説明する時には、落ち着いていても声は大きくなりますし高くもなりますね。

感じていても、恥ずかしいなどの理由で喘ぎ声を我慢する女性もいます。

ですから感度だけではなく、感情と声も比例しないと言えます。

感度は気紛れ

そして上述した女性の中で「たまに痛い」という方がいるように、必ずしも痛いと感じるかと言えばそうではありませんね。

同じ行為であっても、痛いと感じる時気持ちいいと感じる時があります。

感度は気紛れです。感情、その日の体調などで低くもなりますし、高くもなります。特に、感情豊かな女はその違いが大きく出るでしょう。同じ好きな人とセックスしていても、気分によって感度に変化があります。

  • 今日は行きたかったところに連れていってくれた
  • いつもは言わないのに、好きだと言ってくれた
  • 数日前、喧嘩をしたわだかまりがまだ残っている
こんな感情の波でも感度は左右されます。

それが好きなパートナー以外だとすれば、感度に変化があっても当然。相手のニオイや、好みのムードを作ってくれるかどうか、キスの仕方が好きであるそういった事でも感度は高くなります。

いつ抱かれても誰に抱かれても、同じ感度であるという女性の方が少ないと言えるでしょう。

さらにどれだけ相性が良い相手でも、性感帯を寸分違わず絶妙な力加減で刺激してくれる相手はまずいませんから、その日その日によって感度が変わっても当然です。

感度はあえぎ声では判断できない

アメリカの心理学者アルバート・メラビアンの『メラビアンの法則』をご存知でしょうか?

メラビアンは、表情と声を相反するものをどう感じるかの研究を行いました。

  • 嫌な顔をして、優しい声を出す
  • 好感ある表情をして、反感のある声を出す
好意と反感を表現する音声と写真などを組み合わせて、言葉と音声と写真の3要素に矛盾を与え、どのような反応をするかの実験でした。

その結果は、以下のように報告されています。

  • 視覚55%
  • 聴覚38%
  • 言語7%

視覚的要素が、もっとも大きく影響を与えているのがわかります。

もちろん相手との関係性や相手がどのような感情であるかによっても違ってきますし、ビジネスなどのシュチュエーションなどでは全く当てはまらないと言えるでしょう。

ですがセックス中男は興奮している状態で、もっとも必要なのは視覚だと言えます。次に聴覚だと言えるのですが、視覚と聴覚が伴っていないと違和感を感じますね。

微妙な表情の変化や身体の反応とあえぎ声がズレていると『無表情なのに、声では笑っている』という状態です。

ですから女性の場合、あえぎ声と感度は比例すると考え演技をすればバレてしまいますし、男性が、あえぎ声と感度が比例すると思い込んで女性を見ていれば間違った判断になります。

最終的に言えるのは、やはりあえぎ声の高低と大小、感度の良好さの判断は主観的にしかできません。感度を判断するのは個人です。

そして仮に不感症だと感じていても、相手が変わったり気分を変えると感度が変わってくるかも知れません。