クリトリスや陰部にニキビのような白いできもの?
恥垢が溜まりやすいクリトリス
女性の陰部は、常に閉ざされていますし大変蒸れやすく、すぐ不潔になってしまいます。
クリトリスと包皮の間は、大変恥垢が溜まりやすく、綺麗に洗わないとどんどんカスが溜まっていってしまいます。
恥部についた垢は、ボディソープの泡だけで洗ってもきちんと取れません。
指の腹を使って優しく丁寧に洗う必要があります。
綺麗に洗えていない状態が続くと、溜まった恥垢が石の様に硬くなってくっついてしまい、真性のクリトリス包茎になる場合があるとも言われています。
クリトリスと包皮の間に白いできものが・・・
クリトリスの付近に、白い小さなニキビのようなできものができることがあるとご相談のメッセージをいただきました。
時々、クリトリスと包皮の間やクリトリス付近に、白い粒のようなできものができます。
そして、その白いできものは数日~1週間くらいで、ぽろっと取れます。できものが取れた後は、小さな穴があいたようになっていますが、少し経つとその穴もなくなります。
痛くも痒くもないのですが、初めてできものができた時は性病かと思ってかなり焦りました。
性行為をしていない時でも数か月に1回くらいはできるので、やっぱりかなり気になります。
これは何かの病気でしょうか?
医学的な知識は一切ありませんので、病院へ受診されるようにおススメしましたが、そのできものは脂肪腫である可能性もあるのではないかなと感じました。
恥垢のカスの可能性
先ほども言いましたように、恥垢が知らず知らずの間にどんどん溜まってくると、塊になり硬くなる可能性があります。
硬くなった恥垢が、皮膚へ貼りついた状態になって、できもののように感じる場合があります。
小さな小石を皮膚へキツく押し付けると、めり込むようになるイメージで考えてもらうとわかるかと思います。
オリモノや恥垢が残った状態でいると塊になってしまい、それが白いニキビのようなできものに見える可能性があるかも知れません。
その場合、陰部を洗う際には、丁寧に恥垢を取り除く必要がありますね。
オリモノが多いからといって、必要以上に膣を洗いすぎてしまうのもカンジダ症が発症してしまう可能性にもなるので、注意が必要です。
バルトリン腺嚢腫
女性の恥部は、多くのトラブルが発生してしまうことがあります。バルトリン腺嚢腫もそのうちの一つです。
バルトリン腺嚢腫は、バルトリン腺液(男性で言えばカウパー線液(ガマン汁))が出る膣口の下の方の左右にあるバルトリン腺に細菌などが侵入し、赤く腫れたり膿が溜まったりしてしまう症状です。
出典:wiki
バルトリン腺嚢腫は慢性化してしまう可能性もあるようです。
粉瘤(アテローム)
粉瘤(アテローム)は、体のあらゆる場所にできる良性の腫瘍です。
実は紗江は、若い頃はそのできものがよくできていました。
ですが、クリトリス付近にできるわけではなく、股の付け根の少し後方です。
肌の弱い紗江は、ショーツの硬いつなぎ目で刺激が与得られたり、特に冬ストッキングにジーンズなど重ね履きする時に頻繁にできていました。
そのできものはひどい時には、3cmはあると思う程皮膚の下で腫れ上がり、ショーツも穿けない・歩いたり座ることさえ激痛でできず、ずっとジンジンと痛みます。
一度、たまらず病院で診てもらったのですが、表面を切って膿を出してもらったことがあります。
できものから膿が出ると、一気に楽になりますが、治ってはでき・できては治りを繰り返すので、質問をしました。
その嚢胞をくり抜いて取り除けば、ひとまずできものが再発することはなく完治するという事でしたが、恐くてできませんでした。
その後は、粉瘤ができると、もう出そうだなというタイミングまではとりあえず耐えて(ニキビと同じような感覚ですね。)針で皮膚に穴を開け、泣きそうになりながら絞り出しています。
膿は、黄色・緑色のような大変臭いのキツいドロッとしたものです。
できものから膿が出ると、四六時中ジンジンする痛みが治まり治っていくので、それを鎮めるためにそういう事をしてしまっていますが、本当は病院できっちりと診てもらう必要があります。
ばい菌が入って化膿してしまう可能性もあるので、皆さんは真似しないようにして下さいね。
粉瘤が、性器周辺にできてしまうかどうかはわかりませんので、やはりきちんと受診すべきです。
ですがさっしーさんのできものの場合痛くも痒くもなく、ただの白い粒という事なので、粉瘤の可能性はないと思われます。
できものが出来たら即病院へ
クリトリスや性器周辺のできもので痒みや痛みがある場合には、恥ずかしいなどと言っている場合ではありません。
どうしても恥ずかしい方は、女医の産婦人科やレディースクリニックですぐに診てもらいましょう。
ヘルペスや尖圭コンジローマの可能性もあり、大変なことになってしまいます。
性行為をしていない場合であっても、何年もの潜伏期間を経て発症する場合もあるようなので、一概に「しばらくセックスしていないから大丈夫。」などと自己判断をすることは危険です。
レディースクリニックでは、若い患者さんも多数いますので、そこまで抵抗なく診てもらえると思います。
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