【オーガズム不全】イキにくくなるのは幸せホルモンのせいだった!?

愛している人に抱かれる喜び。その感覚に浸りながらオーガズムを感じたいと思う女性。

オナニーではなく、セックスの快感を共有したいと多くの女性が悩んでいます。

本来、セックスは好きな相手だからこそ安心して及べる行為ですが、その幸せがオーガズムを阻害している可能性があると言います。

イキにくくなる【オーガズム不全】は、幸せホルモン『セロトニン』のせいかもしれないのです。

幸せホルモン『セロトニン』

【オーガズム不全】イキにくくなるのは幸せホルモンのせいだった!?

幸福感・満足感を感じると分泌される三大神経伝達物質のセロトニン。セロトニンは太陽の光に当たったり運動すると分泌し、自律神経のバランスを整えストレスを緩和・穏やかな精神状態にさせる効果があります。

セロトニンの役割は、以下の5つと言われています。

  • 脳を最適な覚醒状態にする
  • 集中力を高め前向きな精神で、心のバランスを整える
  • 自律神経のバランスを整える
  • 姿勢筋の働きを良くする
  • 痛みを調節する

セロトニン不足になると、低体温・低血圧、不眠になったり、ネガティブな精神状態にしてしまいます。痛みを緩和する効果もあるので、痛みの箇所が増えるのだとか。

プラスに働くセロトニンが、オーガズム不全にしてしまうなんて…。どういうことなのでしょうか。

『セロトニン』がオーガズムを抑制する!?

『セロトニン』がオーガズムを抑制する事実は、ラトガーズ大学心理学教授のバリー・R・コミサリュック氏ならびに性科学の世界的権威であるビバリー・ウィップル博士・内分泌学者のバイヤー=フローレス,カルロス博士著書の『オーガズムの科学』で言及されています。

『セロトニン』が増加すると、射精やオーガズムを阻害し性欲も抑制される恐れがある。

うつ病を治療する抗うつ剤がセロトニンを強める原因になり、オーガズムに影響を及ぼすと言われています。実際に抗うつ剤のフェニルピペラジンも、オーガズムを妨げると確認されています。

しかし、どの箇所でセロトニンの影響が出ているのか詳しいところまではわかっていないのだそうです。

ですがラットの実験でも人間での研究でも、はっきりとセロトニンが男女のオーガズムを抑制すると明らかにされています。

そして、本書では女性のオーガズムは、自尊心・身体的な表現・人間関係・快感・満足感などあらゆる要素が関わっていて、さまざまな性欲や快感があると言及しています。

オーガズムを促すやる気ホルモン『ドーパミン』『ノルアドレナリン』

オーガズムは『ドーパミン』が引き金になり、女性の性的興奮やオーガズムを引き起こします。ドーパミンは女性だけではなく男性の射精にも関わっており、人間だけではなく全ての生物の性衝動を引き起こすもの。

ドーパミンは、セックスだけではなく勉強や仕事などにも大きく関わっています。生きていく上でやる気を促すホルモンで、なくてはならないもの。

ノルアドレナリンは恐怖のホルモンとも言われていますが、適度な緊張感を持ってやる気を起こすためには必要なものです。

しかしドーパミンやノルアドレナリンが増加しすぎると、幻覚が起こったり自身をコントロールできなくなり、依存症を引き起こす可能性があります。うつ病がセロトニン不足である事と同様。

ですから『セロトニン』が直接的にオーガズムに関係しているわけではありません。多くても少なくても、何らかの悪影響になってしまうのです。

  • セロトニンが過剰になると、オーガズムまでに時間がかかったり、無オーガズム症になる
  • ドーパミンが過剰になると、男性の場合早漏になる
※男性の場合、過剰な興奮は早漏の原因でもあります。しかし残念ながらドーパミンが過剰になると、女性のオーガズムが得やすくなるとは書かれていませんでした。体のつくりの違いでそれとこれとは全く別問題なのでしょう。

三大神経伝達物質は、セロトニン・ドーパミン・ノルアドレナリンです。ドーパミンとノルアドレナリンの調整しているのが、セロトニンの役割であり、ドーパミンが過剰に増加しすぎると三代神経伝達物資のバランスが崩れてしまっている状態。

セロトニンが増加しすぎると、その他の脳内物資がバランスを崩してしまうのです。セロトニンは、男性の賢者タイムにも関わっています。

脳内麻酔を増加させれば良いのではなく、それぞれのバランスがうまく整っていないと、オーガズムが得にくいということですね。

オーガズムには整った精神が必要

ホルモンやさまざまな脳内物資が関係している身体ですが、人がさまざまな悩みを抱えると精神的ではなく肉体的な健康にも関わってきます。お肌の調子を整えたりダイエットを成功させるためにも、健康あってこその効果。

そのためには、愛情のあるセックスで幸せを感じるのがもっとも重要と言えるでしょう。愛情ホルモン『オキシトシン』の濃度が、オーガズムの強さと比例するとも、医学的に明らかにされています。

複雑なホルモンの話をせずとも、信頼・安心できるパートナーに抱かれている方が全てを託せる状態になりますね。安心した状態でセックスに没頭する方が、よりよい快感を感じるのは間違いありません。

中には、好きな相手でなく肉体的な要素だけでもオーガズムを迎える方が気持ちいいという女性もいますが、千差万別です。そういった女性がオーガズムを感じられない場合でも、リラックスできる整った精神で快感に集中する必要があるでしょう。

緊張して会話しても話がうまくまとめられないのと同様、リラックスできないセックスは快感を減少させます。


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