男と女の「愛着」について
愛着が湧くこと
愛着が湧く
慣れ親しんだものに深く心が引かれること。という意味ですが、
- より深い愛情になる
- 心から愛する
- 相手を慈しむ
という感じでしょうか。
人間の愛着とはいったいどんなものなのでしょうか?
男と女の愛着について
人と出会い好きになると、恋愛ホルモンPEA「フェニルエチルアミン」が脳内で分泌されます。
そして、脳内麻薬エルドルフィンや快楽物資ドーパミンの濃度も上昇。
男性の変化
ヴァソプレッシンは、カップルの心をより深めると言われています。幸福感や満足感を与えるホルモンなんです。
「この人が喜びをくれたんだ」という記憶を作り出すことで、愛着を生むと考えられています。
その上、ヴァソプレッシンがより多く分泌されると、性的興奮を促すテストステロンは減少し、性欲が下がってしまうという考え方もあるんです。
ずっと同じ相手とセックスする事で、セックスの回数も減り「飽きられてしまったの?」という状態になっても、「愛着が湧いた」という風にも考えられるんです。
女性の変化
オキシトシンは、もともと子宮の収縮とお乳を出す作用があるとして見つかりました。
母性愛の土台となるホルモンでもあります。
女性の場合は、このオキシトシンが、愛着に大きく関わっているんです。
そして、これらのホルモンが分泌される前の段階の、恋愛ホルモンPEA「フェニルエチルアミン」に寿命があるからこそ、絆ホルモンや愛情ホルモンが分泌されるのです。
男女の愛着を担うホルモンの違い
幸福感や満足感を与えるホルモンで愛着を生み出すのは、
男性の場合は、「ヴァソプレッシン」女性の場合は「 オキシトシン 」ですが、この両者の祖先にあたるホルモンが同じと言われています。
愛着の生み方はそれぞれに違い、
- 「ヴァソプレッシン」は、出逢いの後に愛着を生む
- 「 オキシトシン 」は出逢いの前に愛着を生む
とされています。
「 オキシトシン 」が大量に分泌されると、相手に対する警戒心が弱まり、男性の接触を容易にしてくれるのに対し、「ヴァソプレッシン」は実際に触れ合った結果、相手に対して親しみの情を抱くかたちで効くというわけです。
基本的に、男性は誰とでも軽い気持ち簡単にセックスする事ができますが、女性は相手を信頼し安心感がないとセックスする事はできません。
相手の見た目や話・ニオイなど、些細な情報まで、脳で判断できるので、女の勘が鋭いのはそのためです。
一方男性は、女性のように瞬時に判断する事はできません。
セックスにはすぐに飛びつく生き物ではありますが、愛着が湧くまではある程度の付き合いや時間が必要だというわけです。
男性の愛着にも身体の相性だけでなく、心の相性も関係してきます。
男女の愛着の作用にも、このような違いがあるんですね。
男性の愛着の脳の喜びとは何?
そして、男性に働く「ヴァソプレッシン」は、「この人が喜びをくれたんだ」という記憶を作り出すことで、愛着を生むと言いましたが、
上記ページで掲載している家庭を顧みない浮気者のネズミに「ヴァソプレッシン」を仕込んだところ、無事仲睦まじくつがいになって暮らした結果が出ましたが、そのオスのネズミは相手から「喜び」の記憶を作り出したと言えます。
では、実験の場合では、その「 喜び 」とは何だったのか?
その愛着の脳の喜びは、セックスの快感であったとされています。
動物にとって、セックスの悦びはもっとも強力な快感の源泉です。
それは、脳にとって大きな報酬効果をもたらします。
それを考えると、男性は繰り返しセックスする事で愛着が湧くという事になります。
セックスを繰り返したからといって、愛着が湧くと安易に考える事はできませんね。
女がすぐ愛着が湧くワケ
以上の事を踏まえて考えてみると、男性とは違い、女性は一度寝ただけで相手に夢中になり依存してしまう傾向が多く
一度セックスをしただけで
- 私の事カラダ目当てだったの?などとオトコを追い詰めたり
- セックスしたから、もう私はアナタのオンナ。と彼女気取り・・・
「 勘 」という安易に働いた判断を元に、「 オキシトシン 」を大量に分泌させ、簡単に男を信頼・依存してしまう結果を招く事になってしまうんですね。
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