【夫婦のセックスの満足度】男と女どっちが身勝手か?
夫婦の『気乗りしないセックス』で、仕方なく受けるのは女性の方が多いという結果になっています。
夫婦がセックスレスになってしまうのは、さまざまな原因がありとても一言では言えないでしょう。私も経験者ですからよくわかります。
- 男は射精する必要がある・子孫を残したい本能があるからかよそで浮気をする?
- 女は年齢とともに性交痛を感じる・思いやりのない夫に嫌気がさすからやる気がなくなる?
このような性的問題は多かれ少なかれありますが、ただ性欲だけのせいにできるほど簡単な問題ではありません。
【夫婦のセックス】男女の満足度
どうも。哲也です。
日本性科学会セクシュアリティ研究会の調査で、大変興味深いデータが出ています。中年の夫婦間のセックスのアンケートで、男女に大きく差が生じていること。
セックスで相手が満足していると思うか?
- 【満足・だいたい満足している】男性70% 女性80%
あまり大差はなかったものの、女性の方が『相手が満足している』と感じています。
セックスをした際、相手の満足度は重要か?
- 【重要である・ある程度重要】男性60% 女性30%
- 【あまり重要ではない】男性5% 女性6%
このことから男性よりも女性の方が、相手がセックスに満足しているかどうかを重要視していないということがわかっています。
気乗りしないセックスを受けるのは、女性の方が多いからという理由もありそうです。しかし、なぜこのような差が生じてくるのでしょうか。
夫がセックスで満足していると思う女
なぜ女性の方が『男は満足している』と思うのか、おそらくオーガズムに至る経緯が違うからだと言えます。
射精は目に見えてイったとわかります。男は射精すればそれだけで気が済むのだろうという考えがありますね。女性に、男の射精感の違いは理解できません。
男は抜ければそれだけでいい。出るものが出たのだから、満足だろう。セックスの満足度などそこまで関係ない。そう思われても仕方がないかもしれない…。
それに男は自分の手中に入ったと思うと、手抜きが始まります。まさに釣った魚に餌をやらないという状況。多くの男が思っています。『餌をやっていないつもりはない…』それが男というもの。
まれにそうではない男もいますが、結婚して数年も経てば手抜きに走る男が多いもの。結婚せずとも恋愛で熱が上がっている状態は数年で終わります。
『気乗りしないセックスに応じても、前戯もなし・気持ちよくさせる気もなく勝手に腰を振ってイクだけ。』出したいという目的だけに向かっている男だからこそ、余計にそう感じて当然。
ですが、女性が思い込んでいる思考がそういった食い違いを招いています。
女の思い込み
男は興奮するために前戯を行います。また大きな刺激を感じる場合、恋愛でドバドバとドーパミンが出ている状況…女性にとっては『餌をもらっている時』ですね。その時男の気持ちの中には、当然さまざまなものがあります。
しかし実は、男は餌をあげているなんて自覚していない方が多いんです。
前戯などで相手をイジメて喜びを感じ、自分が満足しているだけ。
明らかに自分のために行なっている行動です。女性のために行なっている気持ちの方が少ないのです。でも女性の受け取り方は、こうなっているでしょう。
愛してくれているからこそ、頑張って満足させようとしてくれていた。
夫婦間あるいはカップルの間で、以下のような食い違いが生じています。
- 【男】感じさせて自分の欲を満たしたい! ⇒ 自分の欲望が減少し、満足せずともよくなった
- 【女】私を想って前戯してくれていた ⇒ 愛情や思いやりが薄くなった
基本的に女性に対する気持ちがどうという問題ではなく、自分の欲求を満たす欲望の減少です。
男の思い込み
さらに男は挿入で感じている女性を見て、50/50と思っている節があります。
- 【男】挿入して気持ちいい ⇒ 射精こそ最高の快楽・セックスの目的
- 【女】挿入を重視しているわけではない ⇒ 前戯や後戯など思いやりある精神的満足が目的
だからこそ男は、挿入に持ち込んでも女性が不服を感じているとは考えられない。なぜ気持ちいいことを先延ばしにするのかわかりません。『挿入して感じているのだから、満足しているであろう。』という思い込みがあります。
一方女は男のセックスの快楽を理解できないから、手抜きセックスと感じる。
このようにセックスの快楽に対する根本的な認識が違うため、どちらもが分かり合えないのは当然なんですね。
妻がセックスで満足していないと思う男
しかし、妻のセックスの満足度が重要と考える男が6割。女性の倍になっているのは、ある程度精神的な満足感を考えている男の思いやりとも言えます。
女性がイクためには時間がかかるのは、多くが知っています。男だけがたまらずイってしまい、「ごめん…。」なんて毎度のことかもしれませんね。
中年ともなれば体力もなくなってくるので、長時間の運動は正直キツいこともある。腰は砕けそう、あちこちが今にもツリそうな状態を必死でこらえながら腰を振っています。
若い頃のようなバイタリティもない上、ちょっとED気味だと勃起具合がマックスになっている時に「イってしまいたい!とも思います。最高潮に勃起していないと、射精感が薄れるからです。
男としては、そのツラさを少しはわかって欲しい。身がもたないんです。身体のツラさに気を取られると、萎えてきてしまう。
だから顔を見るのではなく、局部を見て興奮度をあげようとする場合もあり…。努力してます。
男の身勝手と女の身勝手
とはいえ、男は自分の欲の元にせっせと頑張って女性を口説き手に入れている状態に、餌を撒いている意識がゼロというわけではありません。
ドーパミンの減少とも言われていますが、ホルモンだとかそんなものに拘らずとも、飽きが生じてくるのは確かです。
飽きたものは疎かに扱ってしまうのが人間。男が悪くないとは否定できません。男が、自分が満足できればいい身勝手な生き物です。
逆に女性は餌をもらおうとばかりして、変わっていないのか?餌をもらっていた頃ともらえなくなってからと、全く同じとは言えないはず。
慣れが生じるとそれまで隠していた部分をさらけ出してしまうのも人間。女性が悪くないとは否定できないでしょう。女も、自分が満足でいればいい身勝手な生き物なわけです。
愛の背伸びがなくなるのは、男女とも違いないわけですね。
分かり合えることのない、絶対に交わることのない男女が、満足感での言い争いが始まると、泥沼化してしまう結果に…。
お互いに責任のなすりあいになるだけです。そもそも思考回路が違うので、わかり合うのは到底困難。折れるしかありません。お互い譲歩して、なんとかうまくいく。当サイト管理人紗江の言う『変わって欲しければ自分が変わる』ということですね。
マンネリも然り男女ともに、当然新しい刺激が加われば復活します。
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