初めての特別な想い 初めてのホテル 初めての大人のおもちゃ

はじめてホテルへ向かう恋人が包まれるネオン街

 
 
 
 
 

日もどっぷりと暮れ、見渡す限りきらきらとしたネオンに街の中は包まれている。人通りも多く肩がぶつからないようにしてすれ違うのは私には至難の業だ。

こ慣れた様に人と人の間をすり抜け、私の手を引いて前を歩いてくれているのは、5つ年上の職場の先輩である 岡本彰先輩。

私が入社したての時に、直属の上司でありマンツーマンで指導してくれた先輩だ。もともと人員が少ない会社なせいもあり、アットホームな職場に優しい先輩方。すぐに打ち解けて仲良くなれた。

そして漫画のような起伏のある展開はないけれど、彰先輩の方から好きだと告白してきてくれて付き合う事になり。そして今日は付き合って半年目のデートだった。

無言の先輩

いつもの様に居酒屋で飲みかわし、彰先輩がもう送るよと時計を見て言うのが常套句でお決まりのパターンだったのに。。今日の彰先輩はちょっとだけ違った。

時計を見るまではいつもと一緒なのに、なんだかそわそわして落ち着きがないように見える。彰先輩は、もう出ようかと言ってお会計を済ませてくれ、スマートに私の手を引き席を立ち店を出た。

私は少しだけ酔っているせいか頬も熱く、夜風が気持ちいい。繋いでいる彰先輩の手だけが温かくて少しホッとするような、まだドキドキして慣れないような…。

いつも送ってくれる駅に歩いていく道中、彰先輩は一言も発さなかった。そしてついに駅を通り過ぎてしまい、私は慌てて彰先輩を呼び止めた。

「あ、あれ?彰先輩ここですよ?」

「あのさ、春香ちゃん。俺、今日ずっと考えてたことがあって…本当はさっき話そうかと思ったんだけど、お店の中って人目もあるし避けたくてごめんね、もう少し早くに言いだそうと思ってたんだけど。」

もしかして振られるのかな、と一瞬頭によぎったのも束の間、彰先輩は私の手をぎゅうと強く握り、駅を曲がった先にあるネオン街へと歩き出した。

そして冒頭に戻るも、何も知らされていない私はただ彰先輩の後ろ姿を見ながら手を引かれていくだけ。どこで曲がるのかすら分からない私は足元がたどたどしく、時折躓いてしまう。

「彰先輩っ、ま、待ってください!どこに行くんですか?…私、終電が。」

彰先輩は私の言葉でピタッと止まり、振り返った。

「ごめんね…今日は帰したくないんだ」そう言って私の手を握り速足で歩きだした。それってつまり…そういう事だよね!?

彰先輩と付き合って半年、そういう雰囲気にならなかった訳じゃないけどいつもタイミングを逃していた。…と、言うよりは私が「処女」なのでどうすればいいか分からなかったのが事実。

漫画やテレビでしか見たことがなかったけど、誰がどう見てもラブホテルでしょって突っ込みたくなるようなホテルに到着してしまった。

彰先輩は無人の受付で手早く部屋を選び、これでいいよね?と私に質問した。私は何がこれで良かったのか全くわからなかったけれど、とりあえずコクコクと首を縦に振り、彰先輩に付いて行った。

「貴方たちが選んだ部屋はこれですよ!ここです!」と言わんばかりに点灯された部屋を見つけ、彰先輩は慣れた手つきで前払いを済ませ部屋に入室していく。

私は無言でただ彰先輩のすることを見つめ付いて行くことしかできないでいる。彰先輩はやっぱりこういうとこ入った事あるんだ。。

初めて吐く吐息

玄関を抜け部屋に入ってみると、意外と狭い。

初めて見るものだらけで内心はキャーキャー言いたいくらいドキドキしている。私が茫然と立ち尽くしていると、彰先輩は後ろから私を抱き締めてきた。

そして顎を掴みゆっくりと後ろを振り向かせてキスをした。キスは何度目か分からない、たくさんしているけれど。。

「春香ちゃん。今日で半年経つし、いいかな。?ずっと春香ちゃんとキス以上の事がしたくて我慢してたんだけど、もう限界。何にも話さないで連れてきてごめんね。?」

そう言うと彰先輩は私の着ていたブラウスの上から胸をいやらしい手つきで揉み始めた。いつもの繋いでいる手の動きとは全然違う、熱を持った手つきで胸をゆっくりと揉みしだく。

彰先輩の下半身は既に興奮しているみたいで、私の腰にグイグイと押し当ててくる。

「はわっ…ぁっ。」

「そんな可愛い声出すんだ。、春香ちゃんかわいい」

「み、耳元でそんなっ。喋らないでください!」

「んー?耳弱いの?えっちだね」

「ひゃっ!?」

彰先輩は私の耳の孔をぺろぺろと舐め、いやらしい音と彰先輩の吐息が一緒に頭の中に響いてくる。同時にブラウスの上から揉んでいた手はいつの間にか服の中に侵入し、ブラジャーもたくし上げられ直接揉まれている。

「あっ!?あ、っふぁ…やっ!」

「ふふ…いちいち反応がかわいいなあ。あー、本当は早くめちゃくちゃな姿を見たいけど、それは後に取っておこうね」
 

痛みを快感を呼び覚ます振動

気持ちいのと、心地いいのと、初めて見る彰先輩が怖いのとで、めちゃくちゃな姿って、これからどうなっちゃうの…?って色んな感情が一気に溢れて頭の中はわやくちゃで、ひたすら彰先輩に寄りかかる事しかできないでいる。

彰先輩ははだけたままの私をベッドに押し倒し、間髪入れずに私に覆いかぶさって来た。灯りもついたままですごく恥ずかしい。彰先輩は興奮しているからか、そんな事は気にも留めていない様子で。

「彰…先輩…、あの。わ、私」

「ねえ、春香ちゃん、折角ここに来たんだし、これ使ってみようか」

「えっ?」

私が処女だという事を明かそうと口を開けたが、先輩が横から持ち出してきたのは大人の玩具。ピンク色のローターだった。初めて見る大人の玩具に言葉をなくしてしまった。

彰先輩はそんな私をよそに、履いているスカートをたくし上げ、ローターのボタンをカチっと上にあげ振動させた。

「声抑えないでいいから、いっぱい聞かせてね」

「きゃっ!あ、まっ待って、せんぱっ…」

止める声も空しく、彰先輩はピンクローターの丸い部分を私の小さい突起に押し当てた。初めての強い刺激にビクンと身体が反り腰が跳ねてしまう。

「あっ!…うぁんんっ。や、だっあ!やあぁんっ!」

「あーかわいい、いやなの?こんなにぐちゅぐちゅなのに?」

「う、うそっ!そ、んなことないっ…あっ!」

「ん?嘘じゃないよ、ほらこんなに濡れてるの分かる?もう中に入っちゃいそう…ほら」

彰先輩はぬるぬると私の突起に擦り当て、上下に動かしてはたまに膣の入り口にローターの先を入れようとしてくる。初めての感覚に溺れそうなくらい気持ちよくて、上手く呼吸ができない。彰先輩の首に腕を回し必死にしがみつく。

「んあっ、うあっああう…!せんぱぁっ、あ、あっあ!」

「どしたの?きもちい?腰揺れてる。」

「せん、ぱい。まって…やあぁっ!こ、こわいっ!や、ふあっ」

「怖い?俺がこわい?それとも気持ちいいのがだめ?」

「ど、どっちも。」

「んー?どっちもかあ…じゃあ俺が怖くなくなるまでぎゅってしがみついてていいよ。そんで、怖いとか分かんないくらいもっと気持ちよくしてあげる」

そういうと彰先輩はローターを下に移動させ、私の膣内にぷちゅんと丸い部分を全て入れてしまった。

「あっぁ!んやぁあっ…や、やらっ。ひぁ、あっ、あっ〜〜」

入り口なのか、中がなのかは分からないけど少しだけ痛みは感じる。中で振動して揺れて、私の中の薄い壁をとんとん叩いて擦り上げる。

その度に私は情けなく喘いで彰先輩の顔もまともに見ることができない。でもそれ以上に気持ちよくて、彰先輩の腕に手の形が残りそうな位しがみついてしまう。

「はぁ…春香ちゃん、気持ちいいねっ?中が振動してるの分かる?」

「わ、あっあぁ、わかんなっ。あいぁっ…ふぁあっ!」

「うんうん。気持ちよくてもう頭の中くちゃくちゃだね。かわいい。」

彰先輩がかわいいって言ってくれるたびに嬉しくなって、もっと、もっと彰先輩を受け入れたいって思っちゃう。でも、これ以上気持ちよくなっちゃうと私はどうなっちゃうの…?

告白と初めての特別な想い

「あっ。あううっ。せんぱ、や、やっぱり。はあっ、はじめて…だか、ら。あっ、怖いです…!」

「え?えっ!?」

「やあぁあっ。わ、わたっ、し。本当は…っ処女なんですっ!」

その言葉を聞いた瞬間、彰先輩はすぐにスイッチを切り私の膣からゆっくりとローターを引き抜いた。そしてすぐに私を抱き上げその場にあった掛け布団をかけ抱き締めてくれた。

「ご、ごめん!俺、てっきり…あぁ、本当にごめん。」

「せ、せんぱい…」

「春香ちゃん、可愛くてモテるからきっと初めてじゃないよなって思ってて!ごめんね、謝って許されることじゃないかもしれないけど。」

彰先輩は私の頭を優しく撫でてくれ、ぽんぽんと子供をあやすみたいに背中をさすってくれる。さっきまでの怖い彰先輩が嘘みたい。いつもの優しい彰先輩だ。

「俺、もっと春香ちゃんと一緒に色んな事したくて焦ってたんだ。もう今日はここまでにしておこうね、次の楽しみまでにとっておくことにするよ。それじゃ、だめかな?」

彰先輩はまるで子犬みたいに弱々しい顔をして、私を強くぎゅっと抱きしめる。私はそれに応えるように、彰先輩の大きい背中に手を回して抱き締め返す。

「今度は、優しく…最初っからしてください。」

「もっと大切にする、ごめんね、大好きだよ。」

彰先輩とベッドに横たわり、その日はそれ以降なにもせず、抱きしめあいながら夜を過ごした。


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