女の賢者タイムの真実
セックス後、エッチな事に全く興味がなくなってしまう賢者タイム。
世間では一般的に、賢者タイムは男性の冷たい態度を指しています。しかし、実は女にも賢者タイムがあります。
女の賢者タイムはどういったものなのでしょうか。
これって『女の賢者タイム』?
エッチな動画を見たり色っぽい異性を見ると、ムラムラする…いたって普通の反応です。全くそんな気はなくても、キスや愛撫をされるとエロモードのスイッチが入る場合もありますね。
しかしセックスやオナニー後、動画を見てもシラける・同じようにパートナーに触れられても、全くその気になれない。それどころか、むしろ嫌悪感を感じる。
その状態は、紛れもなく女の賢者タイムと言えます。
自慰などしてイッた後、「さてと…」というような気持ちになり、見ていたAVなどが途端につまらないというか心底どうでもいいというか、汚らしい等の嫌悪感などは無いのですが、全く興味がわかなくなります。「はいはいOKOK」って感じです。
確かに今ちょっと前まで見てたAVがいきなり興味なくなったり、完全にエッチ気分が冷めてしまいシラケた感じになったり。ちなみにオナニーたけではなく、男性とした時も同じです。
女の賢者タイムの真実
まず性的な快楽を得ると、身体が満たされます。欲が満たされると、当然それまで持っていた欲はなくなります。
男性の賢者タイムも、その理屈によって引き起こされています。女性も例外ではありません。セックスやオナニーで満足を得ると同じように心も満たされるため、女性でも賢者タイムが訪れます。
- 美味しいものを食べてお腹がいっぱいになったら、もう見たくないとも思う
- よく眠った後は、やわらかで大変気持ち良さそうなベッドを見ても「入りたい」と思わない
女性が男性の賢者タイムのふるまいを不服に感じているように、逆に女の賢者タイムに不服を感じている男性も存在します。考え方の違いや愛情の大きさの差によるものもあるでしょう。
そんな時女の賢者タイムが現れれば、女性にとっては正直うっとうしいだけ。「1回したんだから、もういいじゃない。ちょっと離れて。暑苦しい。」と感じます。
彼とのセックス後会話をしている時、胸を触ってこられると不快感を感じ手を払いのけます。「今は、そんな事もうどうでもいいから!」と言うと、笑ってひつこく触ってきますが、話しているのにエッチなことをされたってうざいだけですね。
ほぼイチャイチャしていたいと思う方が多い紗江でさえそんな状態があるのですから、男性の賢者タイムのように一人でゆっくり寝たいと思う女性がいても不思議ではありません。
過去にも、セックスが終わってもキスをひつこく求められて冷めた気分でイライラしたという経験もあります。
男性は射精すれば性欲は一気にダウンしますので、あまり多くはないでしょう。おそらく多くの女性が、自分の気づかないうちに賢者タイムを迎えているのではないでしょうか。
若いうちは抜かずの2発や連続でのセックスを求める場合もあります。ラブラブな時期だと、セックスが終わってからも甘えてくる男性だっているでしょう。
パートナーがそういう態度をとってはじめて、女の賢者タイムに気づくとも言えますね。
女でも賢者タイムになる理由
女性がセックスで興奮やオーガズムを感じると、ドーパミンやノルアドレナリン・エンドルフィンなどが分泌すると言われています。
そして、その後以下の2つのホルモンの影響を受けます。
- オキシトシン
- プロラクチン
オキシトシンが女の賢者タイムの原因に?
オキシトシンは、幸せ・恋愛・抱擁・絆ホルモンなどとさまざまな名称がつけられているように、幸福感の元になるホルモンです。女性が乳首を愛撫されると、多く分泌するとわかっています。
オキシトシンが分泌されると、ストレスを軽減させリラックス効果が得られます。そして精神を安定させる『セロトニン』と密接な関わりがあり、眠りへ導く睡眠ホルモン『メラトニン』も増加します。
セックス後の女の賢者タイムの「眠りたい」という状態は、オキシトシンが分泌を促すメラトニンのせいなのですね。
さらに人によっては汗のベタベタ感を嫌う方もいますし、パートナーのいびきや寝相が気になる方もいます。セックス後だけではなく、日頃から一人の方が落ち着く・ゆっくり眠れるという方もいます。個人差によって大きく左右されるでしょう。
プロラクチンが女の賢者タイムを引き起こす
プロラクチンは母乳を作り出すために必要なホルモンで、性欲を低下させる働きがあります。出産後女性がセックスしたくないという気持ちになるのは、プロラクチンの影響であると考えられています。
セックス後の、女の賢者タイムは性欲を低下させる『プロラクチン』の影響が出ているのです。
プロラクチンは男性の賢者タイムにもかかわっていますね。
エッチな動画を見ても全く何も感じないのは、オーガズム後のプロラクチンのせいでもあります。たとえオーガズムを感じていなくても、自分の中で気持ちよくなり満足した状況はプロラクチンを分泌させてもおかしくはありません。
女の賢者タイムも男と同じ
女の賢者タイムを作り出すオキシトシンにしてもプロラクチンにしても、満足したからこその現象。
イチャイチャしたくない・一人でゆっくり眠りたい。そんな女の賢者タイムは、パートナーの愛情で十分に満たされたからこそです。
セックス後も構ってほしい・してもまだ足りないという状態を作り出すのは、脳の麻薬 『フェニルエチルアミン』が関係しているのかもしれません。
実際に男女がお互いの賢者タイムに不満を感じるのは、付き合い初めの燃え上がっている状態の時です。女の賢者タイムが訪れるのも、多くの場合ラブラブ期が過ぎ去ってからと言えますね。
カップルのどちらもが同じように賢者タイムを感じれば、全く問題ありません。しかし恋愛は、なかなかうまくはいかないものです。
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