なぜ生理前は性欲が高まるのか?
女の発情期は、動物のようにいつと決まってはいません。
生理前・生理中・生理後・排卵日前後、全て発情期とも言えます。
ただし女性の体のホルモン分泌の影響で、性欲が高まる時期があります。それが、生理前です。
女性が更年期を迎える辺りから、女性ホルモン『エストロゲン』の分泌が一気に減少します。エストロゲンが減少するにあたって、男性ホルモン『テストステロン』の働きが強くなると言われています。閉経した後でも性欲がある女性は、男性ホルモンの働きによるものという可能性を示しています。
ですから、30させ頃・40し頃・50ゴザむしりと言うように性欲が高まってきてもおかしなことではないのです。オーガズムを感じやすいのも、年齢が関係しているとも言われています。
生理前もそれと同様、そのようなホルモン状態に変化をするから、性欲が高まると言われています。
管理人紗江が若い頃はあまりなかった性欲がいきなり急上昇したのは、本当に抱かれたいと思う彼が現れたからではなく、もしかすると年齢のせいなのかも知れません。初めて逢った頃よりも年々性欲が高まっているのが、自分でもわかります。
そしてもちろん生理前は、かなり性欲が高まります。
性欲が高まるのはどんな時か?
『ジャパン・セックスサーベイ2017』による調査では、生理前に性欲を感じる女性は以下のような割合になっています。
- 生理がそろそろ始まる頃:26.2%
- 生理中:2.3%
- 生理が終わった直後:6.7%
- 生理と生理の間:14.1%
- 生理とは関係なくいつでも:20.1%
- 性欲の高まりを感じたことがない:30.5%
こちらの【5】と【6】を省いて計算すると、生理前に性欲が高まる女性の割合が多くなっていることがわかります。
科学的に性欲の高まりを研究したという学者がいるそうです。
学者のディキンソンが200人の女性を調査したところ、「月経2日前に最も性欲を感じる」と答えた女性が一番多いという結果が出ています。
ただし性欲が強まるのは排卵日直前だとも言われ、エストロゲンの分泌が多くなる事が影響しているという説もあります。性欲の高まりが、男性ホルモンなのか女性ホルモンなのかは一概には言えないという証明ですね。
生理前に性欲が高まるのは痛みのせい?
生理前に性欲が高まるのは、もう一つ考えられる要因があります。それが生理前に起こる生理痛のような鈍い痛みです。
生理痛は子宮の収縮によって痛みが生じますが、生理前の腹部の痛みはPMSといわれる月経前症候群である可能性もあります。PMSは生理前のイライラをはじめ腹痛や吐き気などを生じさせますが、その痛みを回避できるのがセックスによる快感です。
セックスによる快感とは言っても、肉体的なものだけではありません。セックスの際には、幸せホルモンである『オキシトシン』が分泌されると言われています。
男性が女性の胸を好きで愛撫をするのも、オキシトシンが分泌されることを知っているからという研究結果も報告されています。
オキシトシンの効果は親子の絆を深めたり、スキンシップによって認知症までも改善するとも言われているものすごい効果を秘めたホルモンなのです。
ホルモン云々ではなくとも、好きな人に抱かれる喜びは精神的にも肉体的にも快感を与えてくれますね。それを潜在的に知っている本能が、好きな人とのセックスを求めるがゆえ、生理前に性欲が高まるとも考えられます。
紗江は今現在は生理痛はほとんどありませんが、ミレーナを入れる前までは生理前・生理中に彼とセックスをすると、下腹部の痛みや気分の悪さは嘘のようになくなっていました。
生理中に性欲の高まりを感じる方が少ないのは、出血を見られたくない・不潔という考えが先にたつからと考えてもよいような気がします。
そしてオキシトシンだけでなく、ドーパミンやエンドルフィンなども分泌され、生理中の痛みを軽減してくれる効果も持っています。
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