女性を感じさせ、愛液の分泌には欠かせない前戯。

女にとっての前戯は、愛情が感じられる行為です。精神的に感じるからこそ『濡れる』という状態になるもの。そしてセックスも同様。パートナーと一つになり愛情が感じられるひと時です。

セックス後のコミュニケーションの前戯はどうでしょうか。後戯も前戯・セックスと同様、愛情を求めています。

女性が求めているのは、【心の温もり】。精神的に満たされるのが後戯なのです。※男性に向けての発信です。

後戯は必要か？

セックスの準備段階とも言える前戯の重要性を心得ている男性は、そんなに少なくはありません。自分も勃起しなくてはなりませんから、たとえ短くても多少は行うでしょう。想像しただけ・キスをしただけで勃起する男性は除きます。

ですが、セックスが終わった後に行う後戯はどうでしょう？射精という目的を果たしたら、確かに疲れます。

射精後は大変冷静になっているでしょう。賢者タイムと呼ばれる時間が訪れます。『セックス後にまで何かを求めないでほしい…。』そう感じている男性もいるでしょう。

多くの場合、女はセックス前にもムードを求めます。そしてセックス中も。さらにセックス後も。

男性にとってはありえない感覚かも知れませんが、全てに対して感情移入するのが女。好きな相手に対しては、ムード+心の温もりを求めているのです。一言で言えば【愛情】です。

愛情を感じ温もりを得られるのがセックス。それを求めないのなら、男性のように行きずりの相手とのセックスだけで満足します。

ですが、肉体的快楽だけを求めているわけではないので、後戯は絶対に不可欠と言ってもよいでしょう。

女に後戯が必要な理由

愛情と心の温もりを感じたい

上述したように女がセックスに求めているのは、愛情です。一に愛情、二に愛情。三、四がなくて、五に快楽。といったところでしょうか。

女にとって後戯はセックスの一部なので、後戯がないままで終わってしまうと愛情不足を感じます。

『さっきまではあれだけ情熱的に求めてきて、私を愛してくれていると感じたのに、冷たい態度…ヤッたらそれだけで終わり？ヤるだけの相手だったのかな？』

身体は快楽を感じたけれど、心の温もりを感じられず心にぽっかり穴が開くようにさえ感じます。精神的に満たされていないまま終わるセックス。身体の快楽までもなかったことになってしまうのです。

射精という目的を果たした後でも、構ってくれる・触れてくれる…すると後戯に愛を感じます。

自分の価値を確かめたい

男性が「気持ちよかった？」と問うように、女も自分の身体が良かったのかどうか気になっています。

愛している相手ならなおさら、自分とのセックスが良いのかどうか気になって当然ですね。

セックスが終わっても、後戯をしてくれたら『自分とのセックスが良かったと思ってくれている。』『まだ求められている。』という安心感を感じます。

自分の身体やセックスに対しての評価が欲しいと思うと同時に『認められたい。』という感情を持っています。後戯がないと、自分の価値を確かめられないどころか、否定されているようにも感じてしまいます。

『あまり濡れていなかったからかも知れない。』次回のセックスへ大きな影響を及ぼしてしまう可能性もあります。

喜びを共有したい

遠足は、行く前から「ただいま！」と言って帰宅、そしてその後遠足での楽しい話をしている時までが遠足だとも言うでしょう。

また誰かと一緒に映画へ行って楽しいのは、映画が終わった後「面白かったね。」「このシーンではこうだったね。」と余韻を楽しめるからですね。後戯は、セックスという愛の共同作業を行なった後の余韻を楽しむ時間です。

共有する喜びがないままでは、【一人で映画を見る】＝【オナニー】と似たようなもの。

愛しているパートナーとキスをして気分を高め合って挿入して、余韻を味わって、服を着て別れる。これら全てを合わせて1つの行為です。女性はそれだけ面倒臭い生き物。思考回路がそうなっているのですから、変えられません。

贅沢・わがままと言えばその通りです。しかし【愛】あってのこと。

イカせるために時間をかけてさんざん腰を振って頑張ったのに、それでもまだ求めるのか？はい。その通りです。それでもまだ愛を求めるのが女です。

愛情がある相手だからこその、後戯です。逆に好きな相手ではない男に後戯をされてもうっとうしいだけ。

不完全燃焼で終わってしまう

多くの女性が、セックスで満足にオーガズムを感じられません。

それでも男性が射精してしまえば、その時点でセックスは終了となりますね。まだ足りないと言ったところで、もう完全に冷めてしまった男性には無理な話でしょう。

仮に女性がオーガズムを得たとしても、女性は何度でもイケます。１回イけば賢者タイムを迎える男性と違って「もう疲れてイヤ。」となるのもそれなりに時間がかかります。

後戯がない状態は、男性が射精せずにセックスを終わった不完全燃焼と同様です。

射精せずに終わるセックスを想像できますか？思わぬところで射精してしまっただけでも『不完全燃焼』を感じる男性なら、想像すれば簡単に理解できるでしょう。

女性はどうしてもイカなくてはいけない身体ではないので、たとえオーガズムを感じられなくても、心が愛で満たされれば幸せを感じます。

女がしてほしい後戯って？

女がしてほしい後戯はそんなに大それたものではありません。ただまったりとイチャイチャしたいだけです。

男性にとってはそのイチャイチャは必要ないので、大それた行為だと感じるかも知れません。しかし、ほんの少しの努力で女はとりあえず満足します。優しく言葉をかけたり、少し髪を撫でたりキスしたりするだけで満足するもの。

簡単に言えば、よしよしするような行動をしてくれるだけでよいのです。愛情を伝える【スキンシップ】＝【後戯】です。

暑さを我慢して優しくした後は、手を繋いで会話するだけでも後戯になります。その際、女性に全く関係のない話は後戯にはなりません。

「○○って、ここをこうすると気持ちいいんだね？他にはどんなのが好きか教えて。」「次のデートはどこへ行く？すごくいい店見つけたよ。○○が絶対好きそうだと思ったんだ。」

必ず相手の女性を絡めた会話にしましょう。

会話をする気になれない場合は、無言でも相手を見つめて、指や耳たぶ・顔などを黙って撫で続けるだけでも十分愛を伝える後戯になります。

自分のように射精していない状態でセックスを中断したような気分になると思えば、少しくらいは頑張ってあげられますね。

女の本音

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