オナニーやセックスで空虚感を感じる男
男はオナニーやセックスの後に、なんとなく虚しい気持ちになってしまう時があります。
どんな手法でもシチュエーションでも、どんなスタートを切ってもゴールは決まって虚しい・・。
気持ち良い行為をしている時は夢中なはずなのですが、射精してしまうとなぜ空虚感を感じてしまうのでしょう?
射精感が全てを放出したような気持ちになるように、その余韻まで放出してしまうのでしょうか?
その虚しい気持ち、性行為後の空虚感があるのはなぜ?
男がオナニーで感じる虚しい気持ち
どうも。哲也です。
オナニーに至るシチュエーションは、さまざまです。しかし、どんな形でも興奮と期待感、それぞれが徐々に増していくものです。
そもそも興奮しなければ、射精は成立しません。
- その日の興奮した出来事で・・
- 新たに手に入れたオカズの本やDVDで・・
- 溜まってきてムラムラしちゃった・・
- 寂しくなったから・・
▼男にはなぜマスターベーションが必要?
そして興奮が絶頂に達して精を放出すると、夢から覚めるように現実に一気に引き戻される。
夢から徐々に覚めるならまだしもすごく良い所で起きてしまい、しかも、その目覚めが良かった時のように一瞬で現実に・・。
そして、何もなくなったかのような「虚しい」…空虚感が湧いてきます。
その興奮や期待が大きければ大きいほど、その虚しい気持ちも大きくなります。
【精神的に得られる喜び】と【得られない虚しさ】
以下の例でどう感じるか、一度想像してみて下さい。
準備は大変楽しいものです。必要な物を買い揃えて料理を作ったり、テーブル上を綺麗にデザインアレンジしてみたり。
料理に合うような花を花瓶に入れて飾り、オシャレなグラスに料理のお皿、洒落た音楽をかけてみましょうか?
グラスに合うお酒を色々用意していると、友人達がやって来ます。
やがてパーティーが始まり盛り上がり、たくさんおしゃべりに花を咲かせ最高に楽しい時間を過ごせました。
友人達は帰って行きます。
外で見送り、家に戻りそれまでパーティーをやっていた部屋を見る。
このような友人同士の意味ある有意義な時間のパーティは、虚しいには値しません。
感じるとすれば、また楽しみたいなぁという気持ち「さみしさ」ですね。なぜなら、精神的に得るものや意味があったからです。
しかしこれが、豪華な家やご馳走など楽しむ場として利用するような友人だけが集まったパーティだったとすればどうでしょう?
本当の友人がいない、さみしいから利用してくるような友人とでもいいから楽しみたい。
人はそうやって自分を誤魔化しますね。
ウキウキしてせっせとパーティを開いたものの、終わった途端「何やってんだろ…オレ。」と虚しくなるでしょう。
本当の友人ではないのですから、ただの自己満足です。相手に与えたものも与えられたものも、何も残らない。
【ただのひとりよがりな行動】=それがオナニーです。
オナニー後の「虚しい」気持ちは、その時の「虚しい」気持ちです。
何かがふっと急になくなってしまったような感覚。女性もオナニーで「してはいけないこと」という概念を持ち、虚しくなると言いますね。
それもただひとりよがりな行動だからです。
本来男が射精するのは、膣内にしてこそ意味があるもの。
子孫を残すために備わったものですから。それを無意味に射精しているだけにすぎません。ですから、空虚感を感じるのです。
でも本当に信頼し合っている友人同士では、空虚感は感じません。むしろ余韻を楽しみます。それがセックスです。
空虚感を感じないオナニー・セックス
射精が虚しい感覚に陥るのであれば、それはオナニーもセックスも同じ事?しかし男はセックスした後、虚しい感覚には・・・なりません。
射精後は、身体が現実に引き戻されるような感覚が起きます。ここまではオナニーとおなじです。それが、男が性行為後に体感する「賢者タイム」です。
性欲が治まって起こる現象としては似ているかも知れませんが、「空虚感」とは全く違う感覚です。
賢者タイムは、空虚感を感じるか感じないかとは別に起こる、男の身体特有の作用。
セックスには温もりがあります。「相手がいる」という安心感と、満たされる感覚があるので「虚しい」とはならないんです。
先程のたとえならば、パーティーは終わったが仲の良い友人達と分かち合えた喜びがあり、かけがえのない貴重な時間を過ごせました。
自分の彼女やパートナーを抱くのは、虚しいどころか最大の喜びです。射精感だけではなく、精神的にも満たされるのです。
おそらく女性も同じでしょう。愛されているからこそ抱かれている喜びを感じる。愛されていない男に抱かれて肉体的な快感を得ても、空虚感しか残らないでしょう。
このように、相手に対する目的が「身体」だけだった場合。「虚しい」感覚しか残りません。わかりやすいのが風俗です。
女性用風俗が当たり前になりつつある現代。空虚感を感じない女性はどれだけいるのでしょうか。
空虚感を感じるオナニー・セックス
風俗へ行くまではワクワクしますが、終わって店から出た瞬間「なんでこんな事にお金使っちゃったんだろ?」と虚しい感覚が・・。
彼女がいても風俗へ行く男もいますので、「好きで行っておいて、何言ってるの?」と矛盾を感じるかも知れません。
でも、男はそういった遊びを楽しみたい時もあるのです。恐ろしいと感じますが、そういう女性もいるんですよね、
男の場合、接待で風俗へ顧客を連れていったり、日々の労わりで従業員を連れていくこともあります。出張が長引くと抜かさなきゃまともに仕事もできないので、活力をつけるために風俗へ連れていきます。
女性を心配させてしまうかも知れませんが、それが男同士の世界。
そしてヤローばかりでゾロゾロと受付へ行き好みの女を選びますが、大切な顧客や上司に遠慮して自分は最後に残った女の中から選びます。
「あ〜あ。」と仕方なしに選んだ女でも、ひとまず金を払ったのだから抜かなきゃ損とばかりに、射精する。
なんとも虚しい…これならセンズリこいた方がましだったという空虚感。
仮に気に入った好みの女を選んでもほぼ同じです。中には思いやりさえ感じさせる良質な接客をしてくれる嬢もいますので、精神的に満たされる場合もありますが、ごく少ないと言えるでしょう。
この時に感じる虚しい気持ちは、オナニー後に似ています。
場合によってはオナニー以上の「空虚感」を感じてしまうかも知れません。身体は満たされるが心は満たされない。そして終わると同時に全てが虚しくなる。
そう。空虚感を感じるか感じないかは【好きな女とのセックス】か【気持ちのないセックス】かの違いです。
オナニーでは満たされず虚しくなり、愛がないSEXでも虚しい。
なのに、オナニーでも風俗にしても学習してないかのように繰り返されます。いい女を見るととりあえずヤりたくなる。それが、性欲のなせるワザ・・でしょうか?
なぜ虚しい気持ちになるのか?
そもそも人の欲は満たされた瞬間、興味が半減し薄れてしまいます。
人の生理的な欲には、「食欲」「睡眠欲」「排泄欲」「性欲」とさまざまなものがありますね。
基本的には、全て満たされた余韻を感じます。しかし、以下のような場合だとどうでしょう。
- 毎日脂身のある大トロばかりを食べていると、赤身が食べたくなる
- 高級ホテルにばかり泊まるのではなく、たまにはキャンプがしたいと思う
なんの不自由もない王子様お姫様が、毎日満たされた生活に空虚感を感じている。屋敷を抜け出して、お粗末な生活を楽しむなんて映画でもよくある話。ディズニーでは『アラジン』でしょうか。
人は誰もがわがままなのです。ちなみに男女間のマンネリもそういう部分からきています。相手に対して感謝の感情が薄れているからですね。
男の性欲も身体が満たされた瞬間、スーッと引いてしまいます。その時に、もの凄いエロ動画を見せられても逆に不快な時もあるくらいです。
性欲という目的を促す理由があり、目的を果たすとその理由も失い一瞬で何も無くなる。それが、虚しい気持ちとなります。
心にぽっかりと穴が空くような、とても虚しい感覚に陥る空虚感。満たされない感覚・・。
穴を適当なもので埋めようとしても埋まるはずがありません。無理やりつくろっても、その穴は余計に大きくなってしまうだけ。
それなのに、それを繰り返す男女。オナニーやセックスだけでなく、どんなものでも人はそれを繰り返しています。
人間はなんとも滑稽で哀れな生き物です。
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