愛しい君に極上の愛錠を

女性を奴隷のように扱えるSMプレイの手錠と赤いピンヒール
 
 
 
 

浮き雲のように飄々とした君を捕まえられるのは、この僕だけだと自負している。

でも、その気がなくても、他の男に表情を綻ばせ、何かの拍子で感情をチラリと露わにするのが、不安だった。

それこそ、雨上がりの空に広がる、フワフワの雲のように、僕の手から知らない間に消えてしまいそうで。

淫らな命令

(何がどうしてこうなった…?)

講義そっちのけで、天野鞠沙は局部に蕩ける様な熱を受け取りながらも、そんな事を漠然と考えていた。

(…ああ、そうだ)

現在の状況に至った理由をすぐに思い出すと、鞠沙の脳内で今に至るまでの経緯が再生された。
 
 
***
 

(1から5限まで講義…月曜日からマジで重たい)

フル講義と休み明けの憂鬱感で沈む気分の中、気怠い足取りで1限目の講義室に向かっている時だった。

スマートフォンの振動が鞄の生地から、服の上から鞠沙の肌に伝えられた。震源を取り出し、待ち受け画面を立ち上げると、彼氏の麻木雅からメッセージが1件届いていた。

(…何だろう、こんな朝から)

彼らしくない時間帯のそれに疑問を抱きながらも、鞠沙は画面をタッチして中身を確認した。

“後ろ向いて”

デジタルの一言一句は、疑問を困惑と驚きに変化させたが、彼女は簡潔な文面に従った。

「おはよう」

違和感なく鞠沙の視界に入ると、雅は微笑みを浮かべたまま彼女に近付いた。

「おはよう、どうしたの?」

「講義行く前に少しだけ、僕に付き合って」

「…うん、」

困惑や驚きを残して、言われるがまま雅に付いて行った。徐々に人通りがなくなり、最終的に鞠沙が連れられたのは、滅多に使われない小さな空き講義室。

「雅、何でっ、…!」

彼女はその先の言葉を発せられなかった、いつの間にか温もりを感じられる程に距離を縮めてきた、愛しい男の薄い唇に奪われたせいで。

「んっ…んんっ…!」

言葉ごと鞠沙の呼吸を奪ったまま、雅は狭く小さな背中を壁へと追い込んで押し付け、身体の自由すらも奪った。

そして、解放状態の咥内へするりと舌を滑り込ませ、唇と同様に無防備な彼女のそれを絡め取った。

ー誰かに見られたらどうしよう

しかし、鞠沙の咥内の無数の快楽点を知り尽くした雅の舌が、彼女の頭を過るそんな不安を、ジワジワと蕩かした。

「んっ…はぁっ、」

息苦しさが滲む乱れた呼吸音は、湿りや鼻へ抜ける様な濃い色味を帯びた代物へと変化していた。

それは、不安要素が最終的に、興奮材料へと鞠沙の中で変形した証拠だった。

「ぁっ…はっ、」

濃くなっていく官能に、理性的な思考はもちろん、足腰を支える力まで奪おうとしていた。

絡まり合う舌が、唇同士の重なりが奏でるリップノイズが、首の皮1枚で繋がる鞠沙の理性を完全に断ち切ろうとした時だった。

「ひぁっ…!」

体の中心部に、無機質な冷たさと異物感に混じって鈍い痛みを感じた。違和感としか思えないその感覚から逃れるように、鞠沙はその場へ反射的に腰を下ろした。

「別に変な物じゃないから、そんな怖がらないで」

下から向けられる視線へ安心感を与えるよう、雅は声に穏やかさを含ませて言うと、ポケットに忍ばせているリモコンのボタンを押した。

「ひぁぁんっ…!」

すると、内外の女性器で敏感な部分を塞ぐように宛がわれた、スティック状の物体が鈍く低い音を立てながら震え出した。痛みとは違う突然の感覚に、悲鳴にも似た声が鞠沙の唇から零れた。

しかし、つい先ほどの濃厚な口付けの余韻のせいか、その声にもやはり官能の色が窺えた。

あそこにあてがわれたのは、遠隔操作のローターだった。ショーツで押さえられ、一番敏感なクリトリスにぴったりと張り付いている。

「今日1日、それ着けたまま過ごして。出来なかったら…」

性の悦びに身を堕としかけながらも、鞠沙は静かに告げられた、その言葉の続きを聞かされた。
 

「君とは別れるから」
 

「そんなっ こんなおもちゃつけて講義に出るなんて無理だよ!音だって聞こえちゃうよ。きっと」

「大丈夫。かなり高性能で静音性の高いローターだからね。誰にもバレないさ。ちなみに、30m離れていても操作できるんだ。今日はうんとかわいがってあげるからね。」
 
 

部屋を出ようとする雅は、わずかに微笑み、振り返って言った。

「ちなみに、そういうの”飛びっ子”っていうんだよ。」

心身を拘束する愛錠

雅と別れたら、もう笑顔を向けてもらえなくなる、楽しく話もできなくなるし名前も呼んでもらえなくなる、一緒にデートもできなくなる。何より、触れてキスして、悦楽や幸福感に満ちた濃密なセックスもできなくなる。

ここまでの経緯を思い出し、”別れる”という言葉が頭に強く突き刺さった鞠沙は、無意識にそんな想像をしてしまい、寂しさと悲しさで目頭が熱くなるのを自覚していた。

(嫌だ…雅と別れて、これで関係を終わらせるなんて…)

心中で駄々をこねながら、彼女はチラリと黒板の上にかかる時計に視線を向けた。

一瞬、視界に入った円盤の中を規則正しく回る長針は、ちょうど6の文字を示していた。それを認識した鞠沙は、真っ暗闇の中に一筋の希望の光が差し込まれたような気持ちになった。

(30分…あと30分このまま過ごせれば、雅の言葉を守れる)

しかし当然ながら、雅がそんな平穏を彼女に与えるはずがなかった。上半身が起こされ伸ばされた背中から、安堵と終了間近の希望を読み取った彼は、ポケットに忍ばせたままのリモコンのボタンを押した。

「っ…!」

反応を見て楽しむような中途半端な刺激でなく、ラストスパートのような高強度のそれに、鞠沙は吐息を漏らさないよう、口元を手で覆いながら、伸ばしていた半身を再び机に預けた。

静かながらも、与えられた振動に悶絶するそんな背中に、雅の口角が自然と弧を描く。

(何で、こんな最後の最後で…)

動き続ける異物に、泣きたい気持ちになりながら、鞠沙は心中でそう嘆いた。

それもそのはず。

講義中だろうが昼食時だろうが、彼女の行動などお構い無しに、雅の息がかかった震源物に、大事な部分を玩具のように弄ばれたのだから。

恍惚な振動の余韻で、半身を支える脚は微かに震え、サテン生地のパンティが自らの分泌物で湿り、ねっとりとへばりつくような不快感を鞠沙に与えていた。

「っ…、」

厚い肉唇に覆われた、秘豆により近い部分を掠められれば、その部分は熱と湿りを帯び始めた。トロリと異物を伝い、卑猥な液体が布地を更に湿らせる。

それがパンティとしての機能を果たせなくなるまで、時間の問題だった。しかし、鞠沙の脳裏を過るのは恐れや不安だけではなかった。

ー今すぐ、雅が欲しい

ーこんな道具じゃなく、非道な貴方で満たされたい、非道な貴方にイカされたい

濃厚さになっていく湿りは、そんな衝動をも抱かせた。
 
 

『独りで悦ぶな、独りでイクな。もう鞠沙にそんな権利はない』

『先ずはフェラチオで僕をイカせろ』

『僕の精液を1滴残らず飲み干せ』
 

時には手を拘束され、時には目隠しをされながら口淫をする時もあった。

 
挿入の体位は、彼の気紛れや気分などの独断で対面座位、後背位、正常位、騎乗位の何れか。

まるで、性玩具のように鞠沙を扱う雅。しかし、独裁的なセックスはそれだけに止まらなかった。首筋、鎖骨、胸。そして、どんな拘束でも縛れない、女の陰部。

それら全ての部分を這う、舌やその先端部、唇、指先は独り善がりな言動からは酷くかけ離れていた。焦燥に駆られず悠長で、壊れ物を扱うような動作だった。

振動が生み出す欲情は、雅が巧みに与える官能のアメと鞭を、走馬灯の如く鞠沙の脳内で思い起こさせた。

 
 

ー雅っ、

甘くも苦しい現状から救ってくれる、唯一無二の男の名を心中で叫びながら、鞠沙は無意識に左右の膝小僧をスリスリ擦り合わせた。

「っ、」

身動いで、僅かにズレた機械の位置が悦びのポイントと合致し、下肢の筋力を溶かすような、熱い疼きを生み出す。
 
 

「顔赤いけど、大丈夫?」

全身に拡がる、どうしようもない熱に自由を拘束させれていると、隣に座る男子のそんな言葉が、彼女の鼓膜を振動させた。

体調を案じているのが窺える、心配そうな声調だった。

「あっ、ありがとう…大丈夫、だから」

淡い桃色に紅潮した頬、涙で潤む瞳、苦痛に歪む表情。

「っ…」

不謹慎だと思いながらも、そんな鞠沙の姿に、男は欲情を覚えずにいられなかった。見知らぬ男が、付き合っている女と必要以上に距離を詰めている様子を、一部始終見ていた雅。
 

鞠沙が色目を使っている、或いは彼女が無意識に放つ色気に、甘い蜜を欲する昆虫のように引寄せられたのか。どちらにせよ、まるで蚊帳の外だと言われたようなその光景は、静かに雅の逆鱗へ触れた。
 
 

彼の指先がリモコンを操作する。

「はぁんっ…!」

再び送られた最大強度の振動に、会話で無防備に開放していた唇から、呼気混じりの濡れた声を小さく漏らした。緩んでいたのは唇だけではなかった。
 

会話で神経を乱された為に、中心部への刺激は強烈な悦びとして、強い稲光の如く、そのまま彼女の脳内まで、一気に貫いた。伸ばされた半身が小さく仰け反り、カーブの緩やかな弧を描く。
 

「ちょっ、本当に大丈夫?」

「大丈夫、本当に大丈夫だから、もうそっとしておいて」

 
 

表情の急変ぶりに狼狽える男を、鞠沙は息を切らしながらも、そんな言葉で柔和に突き放した。

(嫌だっ…でもっ、でもっ…)

そんな、理性と本能の葛藤も虚しく、鞠沙はそっと席を立ち上ると、講義室を後にした。

守れなかった命令

皆無に等しい足腰の力を補うよう、壁伝いで懸命に歩を進めた先は、今朝、雅に呼び出された小さな講義室。そこに入り、人目を避けると、鞠沙は直ぐ様ショーツに手を突っ込んだ。

「んぁっ…!」

そして、人目を逃れた解放感を味わうように、我慢していた声を盛大に上げながら、振動を続ける異物を取り除くと、それを床に放り投げた。

栓を失った蜜口から、1日分の欲情を受け止めて乾燥知らずの布地に、トロトロと零れ落ち、更に乾燥を遠ざける。

「あっ…はぁっ、」

どうしようもない甘い悶絶から解き放たれ、鞠沙は乱れた呼吸を繰り返した。
 
 

「僕との約束守れなかったね、あと10分くらいだったのに」

室内が明るくなったと同時に、雅のそんな言葉が優しく彼女の聴覚を刺激した。

「ゴメンなさいっ、約束守れなくて…!」

優しい笑みを浮かべる愛しい男の姿を視界の上部で捉えると、鞠沙は切迫した声でそう必死に謝罪した。

「次は約束守るから、私と別れないでっ…! 嫌だよ…雅ともう話したり、デートしたりできないのは。嫌だよ…雅に触れないなんて、セックスできないなんて」

彼への思いの丈をありったけ吐き出して感極まったのか、全て言い終えると鞠沙は、瞳に溜め込んでいた涙をポロポロと溢した。
 
 
意地もプライドも捨てた、純粋で素直で、言葉が、嫉妬や不安という名の心の凍てつきがゆっくりと無くなり、じんわりと心が温まるのを彼は自覚していた。

だが、それは雅自身だけが知るのみ。

「そう思うんだったら、スカートもパンツも脱いで。それで壁に手を付いて、僕にお尻向けて」

1つ間違えれば公衆の面前で裸になるのと同じ状況。しかし、それで雅と一緒に居られるならと、奴隷のように鞠沙は下された命令に従った。

幾重の布から露わになった女性特有の、程好く肉が付いて、水蜜桃のように滑らかな円みを帯びる臀部に昂ぶりを覚えながら、雅は華奢な肢体をすっぽりと覆い隠すように、鞠沙の後ろへ立ち塞がった。

そのまま体勢のまま、硬い棒と化した欲の塊を取り出すと、ご褒美だと言わんばかりに、柔らかな尻肉へそれを当てがった。

そして、既にねっとりと湿る鈴口を滑らせ、トロトロに蕩けた蜜源へと、それを浅く沈ませた。

剥き出しの愛錠と独占欲

「あっ、」

ずっと味わいたいと切望した、硬さや高過ぎる体温に、鞠沙は半身を弓なりにしならせ、臀部を突き出した。

「…ギリギリ及第点、今回は見逃してあげるよ」

身を持って言葉の意味を伝えるように、雅はさらりとした髪の隙間から覗く耳元に唇を寄せたまま、鞠沙の蜜を帯びる鈴口から残りの部分を一気に奥へ埋め込んだ。

「ーーーッ!」

口元を覆う大きな掌の中で、音にならない艶めかしい雄叫びを上げながら、女は全身を官能的な歓喜に震わせた。

「僕のコレが欲しかったんでしょ? ほら、じっくり味わいなっ、」

濡れた息混じりの命令口調の睦言に、彼の視界を占める小さな頭が小刻みに、何度も縦に振られる。命令を受け取った、声に出してそう示す代わりに、鞠沙は無遠慮に侵入した肉をキツく締め付けた。

「そんなに欲しかったんだ、僕のが…いきなりすっごい締め付け」

蜜肉に拘束されたまま、雅も出発から畳みかけるように下腹部を動かし、最奥を突き上げた。

一定の抽挿運動で、その運動が刻むリズムも、それこそ機械のように乱れがなく規則正しかった。しかし、子宮口に与える衝撃1つ1つは物足りなさとは無縁で、鮮明で強烈だった。

それは、抑え切れない男の本能をぶつけるような、出発からラストスパートをかけている表れでもあった。2人の結合部でグチュングチュンと鈍く奏でられる淫らな水音も、それを示していた。
 
 
「鞠沙、一度しか言わないからよく覚えておくんだ」

耳元でゆっくり囁くと、雅は鞠沙の口元を解放し、その手で顔を自分の方へ向けさせた。
 
「泣いても喚いても、僕の元から離れるなんて許さない…君は一生、僕の愛しい奴隷だ」
 
語尾を放ったと共に、雅は目の前の厚く真っ赤な唇に、自分のそれを押し付けて呼吸を奪った。

人権を無視した愛錠表現。

しかし、それは確かに、鋭利な刃物のように、彼女の心に、頭にグサリと突き刺さった。甘美な刺し傷を負わされた瞬間、安心感と解放感に心身が満たされる。

そのまま鞠沙は、待ち焦がれた悦楽の頂点へと上り詰めた。

雅が瑞々しい桃尻に己の欲の飛沫を迸らせたのは、それから程なくしてだった。
 

(こんなに君の心身を支配できるなら、玩具も悪くないな)
 
心中でのそんな独り言も企みも、もちろん雅自身しか知り得ない。

 

 

 


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