コンドームは完全避妊ではない
コンドームは完全避妊ではない
現在、避妊方法で最もポピュラーなものが「コンドームによる避妊方法」です。
コンドームの歴史は大変古く、管理人紗江もびっくりしたのですが、なんと紀元前3000年頃(初期エジプト王朝時代)の事だったそうです。出典:コンドームの歴史
現在のコンドームの基礎となるものが誕生したのは、1933年。
当時はまだ避妊用には用いられず、性病予防のためのものでした。
今現在、コンドームをすれば妊娠しないという認識が持たれていますが、果たして本当に100%避妊できるのでしょうか?
コンドームは完全な避妊の方法ではありません。
コンドームの正しい使用でも避妊に失敗
のページでご説明していますように、イク直前につけたり間違った使い方をした場合の避妊失敗率は14%。
そして、コンドームの正しい使用方法で避妊に失敗している確率は約2%と言われています。
正しい使い方をしていても、失敗する確率があるんです。
たった2%?なら私は大丈夫ね。
なんて今思った人は、望まない妊娠をし中絶をし、身体も心もズタズタに引き裂かれる思いを甘く見ている人でしょう。
女性なら尚更、命を軽く見るものではありません。
そして、安易な考えでいると、あなた自身がパートナーに裏切られた時実際に泣くはめになるんです。
その時、あなたがどんなに愛していようと、その気持ちを必死で伝えようと、そのパートナーはあなたを紙くずを丸めるように、軽く投げ捨てます。
後で後悔しても、時間は巻き戻せません。
それ以外の方であっても、コンドームを使っていても避妊に失敗する可能性はあるという事を、充分に考えておかなければいけません。
それだけセックスには責任が伴なう行為という事なんです。
避妊のためのコンドームの付け方
コンドームでの避妊の失敗の確率を、少しでも減らすためには、正しいコンドームの付け方をしなくてはいけません。
間違った付け方をしてしまう事で、避妊の失敗率を高める事になってしまいます。
- 1回だけ生で入れたい
- 途中でつけるから
そんな男性の言葉には惑わされないで下さい。
きっちり避妊を行うためにコンドームを付ける場合は、ペニスが勃起し挿入する前に必ず装着します。
使用直前にコンドームを個別包装内の端によせます。
必ず、しっかり端によせておくことがポイントです。
コンドームから遠い端を指で破り、コンドームにキズをつけないように、取り出してください。
この時焦ってはいけません。
爪でコンドームに傷つけてしまわないように気をつけて下さい。
コンドームには表と裏があります。表裏をよく見てください。
より確実な避妊をするためには、必ず写真の向きで装着すること。
表裏をよく見て亀頭の上に置きます。
この時空気を抱き込まないように注意しながらコンドームの先端の精液溜まり部分を軽く押さえてください。
精液溜まりのないコンドームの場合は、亀頭先端にピッタリと密着させてください。
空気が入ると破れの原因になります。
ゆっくりと両手の指でペニスの根元に向かってころがしながら、根元までしっかりかぶせて、装着完了です。
射精後は、すみやかにコンドームを押さえながら、ゆっくりと膣外へ抜き出してください。
使用したコンドームは、水洗トイレには流さずに各地方自治体の処分方法に従って処分してください。
コンドームが破れてしまっていたなどのハプニング・・・
避妊のためにきっちりとコンドームを付けたつもりが、破れてしまっていた。
抜くときにうまく取れずに膣に残ってしまったなどのハプニングが起きた場合、避妊失敗の可能性があります。
膣の中に少しでも漏れ出した精子は、1分間に2~3mmのスピードで膣から子宮を通り、卵管を目指してまっしぐらに泳いでいきます。
その速さは、水泳の世界記録の2倍に匹敵する程の速さだと言われています。
コンドームでの避妊に失敗したかも・・・とても心配でいてもたってもいられません。
コンドームの破れによるハプニングに気が付いた事を幸運だと考えましょう。
避妊の失敗は、気が付いた時点で回避する事ができます。
失敗したと気がついた時点から72時間以内の服用で避妊を成功させる事ができるモーニングアフターピル(緊急避妊ピル)という方法があるんです。
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