イク時の声の違い【イク】?【くる】?
「イク!イっちゃう〜!」日本では、セックスで快楽が最高潮に達してオーガズムを迎えると、思わずそう叫んでしまいますね。
しかし外国のアダルトビデオを目にすると、「イク」ではなく「come」「coming」と叫んでいる事が多いように思います。
イクは「go」、「come」って「くる」?「きて」?
同じオーガズムでも「イク」と「くる」と、どうして表現が違ってくるのでしょうか?
イク時の声の違い
今回、約20ヵ国のイク時の声の違いを調べてみました。
その結果、「くる」、「イク」、2つのタイプに分かれました。
- 「くる」と表現するのは、アメリカ諸国やヨーロッパに多い
- 「イク」という表現はアジア諸国に多い
ちなみに、オーガズムを迎える時に「イク」と表現したのは約20ヵ国あるうち、日本を含めてわずか数ヵ国だけ!その他は「くる」と表現している国が多かったのです。絶頂を「イク」と表現する国は、どうやら少ないようですね。
「イク」と「くる」で表現に違いが出る一番の要因は、性やセックスに対する考え方の違いだと考えられます。
「いく」と「くる」言い方が違うワケ
日常生活でどこかへ出向く時、「行く」とはどのように使うでしょうか?自らの足で出向く時は「行く」を使いますね。
しかし日本でオーガズムを迎えると表す時、小説のように文学的に表現すると「快楽の高みに昇る」と表現されているのをよく目にするかと思います。
- 快楽の高みに昇る
- 絶頂へ向かって突き進む
- オーガズムへ行く
- イク
こう考えれば「イク」という言い方には、間違いはありません。
しかし、消極的だと言われる日本人の女が「イク」と言い、自由奔放なイメージを持つ外人が「くる」と言う?
「イク」=オーガズムに対する躊躇
実は「イク」と発するのはある意味、性に対して躊躇する表れだと言えます。
『自分から「イク」と行っているのに、躊躇?』矛盾していると思うでしょうか。順を追ってご説明します。
まず、付き合い始めのカップルがいたとします。お互いに性を意識し、キスしたりセックスしたり、その後起こるであろうできごとに胸弾ませますね。
それなのに日本人女性は、それを隠します。なぜ隠すのか?性を受け入れることが恥ずかしいからですね。男は「キスしたい・セックスしたい」と言えますが、女からそんな言葉を発しようものなら『淫らな女』とされてしまいます。
心から期待していながら、男が行動を起こすのを待っている状態。男は能動、女は受動側として考えています。おそらく生まれ持ったもの、または小さな頃から「性ははしたない」と教えられてきたからこその日本人の感覚なのでしょう。
クンニしてほしくても「舐めて」とは言えない。常に「待つ側」「受ける側」に徹します。基本的に、セックス中体位を変えるのもほぼ男性ですね。
相反するように感じるでしょうが、受け身になるのは「失礼だ」という日本人の遠慮する性質が含まれているのです。
ですからはしたないことではあるけれど、【遠慮しながらも、自分から控えめに能動的になる】すなわち「イク」と言います。
「くる」=オーガズムに対して積極的
ヨーロッパ諸国やアメリカ諸国など多くの国が、絶頂を迎える時は「くる」と言います。日常生活で、「くる」は出向かれると言った受け身の意味で使いますね。
「くる」=「待っている」状態ですから『そちらの方が消極的なのでは?』と感じるでしょう。アメリカ映画などでは、外人の女性の方から服を脱ぎ誘っていくシーンなども多く、お国柄なのかなと感じることもありますね。
管理人紗江は、クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン主演の『トワイライト』を、何度見ても飽きないほど大好きで全巻持っています。キュンキュンしたい方に、大変おすすめです。
『トワイライト〜初恋〜』からはじまって、『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2』で完結の5作の映画で、バージンである人間の女の子のベラと、バンパイアのエドワードの恋の物語です。
バンパイアのセックスは人間を殺してしまうおそれもあり、エドワードはベラを求めてはいるものの、我慢します。ですがある日欲望にたまりかねキスをするのですが、止めようとしているエドワードに反して、ベラはエドワードを引き寄せセックスへ持ちこうもうとします。
そして「ヤバい」と感じたエドワードが咄嗟にベラを振り払います。そのとき、ベラはこう言うのです。「私は求めてしまった。」と。
「くる」と表現するのは、結果的に「快楽を生み出す」「快感を求める」という意味になります。オーガズムにを欲するなら生み出すしかありません。
【死に対する考え方】神のもとへ「イク」神が「くる」
「イク」と「くる」の違いは、積極的か否かの違いの他に、死に対する考え方でも変わってきます。求めるのか生み出すのかの違いはありますが、どちらにも共通の表現は【昇天する】という言い方です。昇天、つまり死を意味します。
『オーガズム』は英語です。ドイツ語では『オルガスムス』、フランス語『アクメ』などは、【小さな死】を意味しています。そして『エクスタシー』の意味は 【魂が外へ出る】【恍惚感】【昇天】という意味です。
「イク」を「逝く」と言い換えれば、オーガズムは『小さな死の世界へ逝く』とも言えます。仏教の考えが残る日本は、人が死を迎えると「極楽浄土へ往く」と言いますね。
しかし、キリスト教の考えがある欧米は「神が迎えに来る」と言います。
その言い方でも、考え方の違いがはっきりしていますね。日本人の考え方は、自分から「イク」のです。神様に迎えにきてもらなどと恐れ多いという考えですね。
そしてオーガズムが【死】を意味するのは、セックスは命を生み出す行為だからです。
人間は、文化の発達やその他さまざまな要因で寿命が長くなりました。しかし、自然界ではどうでしょう?カマキリのオスは交尾してメスに食べられ、やがてメスも産卵後命が絶える。ミツバチは射精すると、ペニスがそのまま引きちぎられ死に至る。
ちなみに、深海魚のチョウチンアンコウを知っていますか?オスとメスの大きさは、約10倍ほども差があり、メスの方が大きな体をしています。メスと出会ったオスは、メスに噛みつき同化し、メスに吸収されてしまうのです。残るのは精巣のみ。
以下、大変面白い?悲しい?ので、1度ご覧下さい。
オスとメスの関係性は、実は人間でも大差ありません。女は、慎ましさで本性を隠しているだけです。そして多くの男女が勘違いをしていますが、女が男に選ばれるのではありません。女が男を選んでいるのです。
「イク」と「くる」以外の絶頂表現
「イク」と「くる」以外の絶頂表現をする国も多数ありました。
- タイ:終わりそう
- インド:こっちに来て
- ロシア:終わります
- ブラジル:私は楽しんでいる
- ルーマニア:自分を解放させる
- 中国:殆ど声を出さない(言うなら「くる」)
- チリ:尽きる
- スペイン:性的絶頂のみのイク(川が流れるというイメージ)
積極的か、楽しみ興奮しているか、落ち着いているのか。これらの表現だけでも、セックスに対する価値観が違うのが見て取れますね。
イク時の感覚
紗江がイク時、時々「イク」とつい言ってしまうことがありますが、感覚的には「くる」と表現する方が的確です。
イキそうになってくると体の中、子宮あたりに何かが集まってくる気がします。何かと聞かれても説明できませんが、とにかく何か目に見えないエネルギーのようなものがどんどん体内に集まる感覚は、まさにオーガズムの小さな波が打ち寄せてくるイメージです。
そして波のくる間隔が短くなって絶え間なく=「くる」、そしてそれが一気に放出される=「出る」。紗江のオーガズムを言葉で説明すれば、このようなイメージです。
今までにたった1度だけ、オーガズムの波が集まってきたとき「くる」と、小さく呟いてしまったことがありました。でも、その後はやはり「イク」でした。終わってから、彼に「紗江、さっきくるって言ったよな?」と聞かれ、オーガズムについて話し合いました。
あなたは「イク」と感じますか?「くる」と感じますか?
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