蔑まれる日を願って

義理の妹を想像しオナニーしている男性
 
 
 
 

耳殻にかかる規則正しい寝息。

背中にかかる程好い体重に肌の柔らかさ。

衣類の微細な隙間を抜ける、何とも言えない甘い香り。

そして、無防備な寝顔。

何年かぶりに親密な距離で感じる、義妹の若菜の全てが、内に潜む欲望を目覚めさせた。

それを自覚してしまったオレは、アルコール酩酊で眠る彼女を寝かせると、逃げるように自室に戻り、椅子に座って机に向かった。

肉欲を擽る色香

「…今日の研究結果をまとめねば」

高揚する感情を鎮めるように呟き、ノートの開き目に置いたシャーペンを握って動かした。

ペラペラとノートのページを捲る音、紙と細い芯が擦れるカリカリした音、カチッカチッと時計の秒針の規則正しく動く音だけが部屋を支配する。

ートクッ、トクッ、トクッ

ノートとシャープペンと壁掛け時計が奏でる音に混じり、オレの乱れた鼓動が時折微かに聞こえるが、耳を傾けないようにする。

(落ち着け、オレの心と体…若菜の事は考えるな)

心中で自分にそう言い聞かせながら無心に手を動かし続けて恐らく1時間弱、真っ白だったページは瞬く間に数字や公式にグラフ、考察や手順などの文字や表で埋め尽くされていた。

「…終わった」

記すべき項目を書き尽くし、シャーペンを置いて気が抜けた時だった。

ードクンッ、ドクンッ、ドクンッ

耳を背けられない程の音量で、心臓が不規則に高鳴った。

その音を聞き入れてしまえば、もう最後だった。

体が、特に下半身の中心部が熱くて、窮屈で仕方なかった。

「はぁっ、」

昂る心身を落ち着けるように、大きく息を吸いながら視界をシャットアウトした。

しかし、瞼の裏に映ったのは真っ暗な世界ではなく、先ほど目にした若菜の寝顔。

彼女の姿が蘇った途端、全身の体温が中心部へと集まり、肉の塊が徐々に硬さを孕んでいく。

酒に体の自由を奪われた今なら…

「ッ!」

良からぬ考えが頭を過った瞬間、それを掻き消すように、オレは下げていた瞼をパッと上げた。

その先に映ったのは、開いたままのノート、シャープペン、角の取れている消しゴム。

数十秒、数分が大きな変化がある訳もなく、結果のまとめをしたままの光景が広がっていた。

しかし、視界に入ってない部分は違っていた。

ー酔って眠る若菜を犯す

一瞬でもそんな良からぬ妄想をしただけで、肉の塊は生気を溜めて完全な棒と化し、股間に小さくも丈夫なテントを張っていた。

それだけなら、まだ良かった。

体勢を整えようと身動ぐと、布を押し上げる吹き出し口から、生暖かい液体がじわりと漏れて肌着が濡れていくのを感じた。

ー限界だ

膨らみに膨らんだ欲に心中で平伏し、徐に最下段の引き出しへと手を伸ばした時だった。

現実と想像の狭間

「お兄ちゃん」

不意にオレを呼ぶ声が聞こえ、全身をピクリと振るわせた。顔を見なくても、呼称と声で誰か特定できる。

「何だ? 忙しいから用があるなら、後にしてくれ」

(早く、部屋に戻ってくれ…)

若菜がこの場を離れてくれるのを切実に願いながら、平静を崩さないよう慎重に言葉を紡ぐ。

「あの、部屋まで運んでくれたってお母さんに聞いてお礼、言いたくて」

冷静に発したつもりの声が、怒っているように聞こえたのか、そう話す彼女の声は少し振るえていた。

「…まだ酔いが冷めてないだろう。部屋に戻って、さっさと寝ろ」

「…お休み…ありがとう」

しょんぼりした声でボソボソ言うと、若菜はドアを閉めてこの場を離れた。

気配が消えたのを確認してから、引き出しを開け、この状況を打開する道具が入った箱を取り出した。

女性の下半身の結合部と唇を模した、シリコンのオナホール。

ラベルも何も貼られていない粘性の液体が入った透明なボトル。

自分で購入したとは言え、これらを目にする度に、思わず眉を潜めてしまう。

しかし、今のオレにはこれがないと…

卑猥な道具で卑猥な行為に耽ろうとする自分を正当化しながら、ノートと筆記具を隅に追いやって作り出したスペースに脚を投げ出し、下半身の衣類を最小限度に寛げた。

そして、利き手にボトルの液体を多めに垂らして、取り出した赤黒い屹立を緩く握って包み込み、表面を満遍なく湿らせるように、ゆっくりと上下に擦る。

青筋を立てる程に張った皮膚は、僅かな摩擦にも敏感に反応した。

「はっ…っ、」

いつぶりかに味わう、心身が溶けそうな熱さに、堪らず息を溢した。

沸き上がる熱い欲に一度耽ってしまえば、何もかもが、更なる欲を生み出す要素にしかならなかった。

潤滑剤よりも熱を持った液体が、鈴口から滴り落ち、握る指の真ん中辺りをゆっくり汚していく。

不潔で卑猥だとしか思えないそんな光景すらも、今は肉欲を煽った。

擦り上げる手は止めず、もう片手でボトルの液体を、結合部の反対側の厚い唇に垂らし、腹部へ直接あてがった。

“お兄ちゃん、気持ち悦い?”

上目遣いで、舌先を覗かせながら聞く、若菜の姿を想像しながら、素肌に当てたシリコンの唇を上へと滑らせた。

ローション特有のひやりとした冷たさ、とろりとした滑りにピクピクと体を振るわせ、悶える自分の姿は何とも滑稽で醜くくて誰かに、特に若菜には見せられる姿ではない。

しかし、性的な興奮が勝っている今は、醜態を晒す羞恥も罪悪感も麻痺していた。

「っ、」

やがて、濡れた下唇が胸元の小さな突起物に当たると、ビリリと微弱の電流のような痺れが、手足の爪先までを一気に駆け巡った。

女性のように母乳がでないそれは、男性にはただの飾りでしかないと思っていた。

しかし、道具で自己を慰める行為を始めて、快楽を得られる場所だと解った。

自立して硬さを持った乳頭に舌を這わされながら、細くて長い指で生殖器を握られ擦られたらどれだけ気持ち悦いだろうか?

“感じてる? 乳首舐められて”

悪戯っぽくも、妖艶さが見え隠れする笑みを浮かべる若菜を想像しながら、2つの性感帯へ同時に刺激を送る。

“すごい、上も下もまた硬くなった。最近シてなかったでしょ?”

「…やる事がたくさんあるんだ、オレは」

“真面目なお兄ちゃんらしい言葉”

「…うるさいな」

“はいはい、黙って抜いてあげます”

淫らな願望で固められた若菜は、握力を少し強めると、熱い屹立を擦る手を速め、精の噴出を促した。

その度に、グチュグチュと低く籠った水音がすると同時に、潤滑剤と分泌液が深く混ざり合ったねっとりした雫が飛び散る。

「っ、はっ…うっ、」

満腹感にも似た息苦しさに、湿りを含んだ吐息と共に、短い呻きを溢した。

待ち望む瞬間が、寸前まで迫っている証拠だった。

体中の熱という熱が、思考や指先1つを動かすエネルギーというエネルギーが、中心部の屹立へ一挙に集められる。

場所や強さ、速度を変えず、それでも畳み掛けるような律動的な愛撫を施せば、精の解放はもう目の前。

ありったけの力を腹筋に入れようと、オレは一瞬だけ息を止め、動かしていた手を止めた。

切望の疑似セックス

「ッ…はっ…!」

真っ暗な視界とは反対に、頭が真っ白にすると、ぬとっと生暖かい液体が溢れる感触がした。

数分、いや数十秒後か。

短くも確かな興奮を味わい、瞼を上げると、肉を握り締めている周辺の指が白濁とした液体で汚れていた。

肉の棒から一度手を離すと、生気を無くしたようにふにゃんと倒れる。

「はぁっ…っ、はぁっ」

短距離を全力疾走した後のような、倦怠感に指先まで支配されながらも、浅い息継ぎを繰り返して、乱した呼吸を整えた。

“お兄ちゃん、ズルいよ。自分だけ気持ち悦くなって”

若菜の拗ねたような、でも甘えた声で言われた言葉が脳内で再生されると、欲を吐き出して萎えていた肉が、再び硬度や芯を取り戻して、徐に熱り立つ。

“今度は私も一緒にイカせて?”

妖艶な笑みを浮かべる若菜の姿を、脳内に留めたまま、玩具を胸元から中心部へと下ろした。

そして、開放された肉襞の奥にある、小さな入り口に、鈴口をゆっくりと埋め込んでいく。

「はぁっ、」

未だ湿りを持つ潤滑剤や体液が、滑りを良くし狭い肉路へ誘い込み、オレを締め付けた。

湿る内壁は必要以上に絡み、チリっとした痛みを生み出すが、敏感に痛覚を刺激した訳ではなかった。

寧ろ、滑りと結託して、また違う感覚を産み出して、オレを快楽の渦に巻き込んでいく。

“お兄ちゃんの、太くて、硬くて、熱くて…すごいっ、気持ち悦いっ、”

息も絶え絶えに、それでも甘さや熱を含んだまま言い、若菜は与えられる感覚に酔いしれた。

そんな彼女の艶めかしい姿を前に、オレも正気ではいられなかった。

道具を手でしっかりと支えたまま、ゆるゆると下腹部を前に突き出し、更に奥へと侵入し、陰茎部を全て収めると、硬さを保った先端部が、最奥にカツンと当たった。

“あぁんっ…お兄ちゃんのがっ、奥に当たってるっ、”

「好きなんだろう…奥がっ、」

若菜の悦びを暴くように、同じ場所を今度はガツンと大きく突き上げた。

“ひぁぁっ…好きっ、お兄ちゃんに奥っ、突かれるのっ…!”

当たる場所がズレないよう、ピストンのリズムや強さが乱れないよう、シリコンを握る手を上下に動かした。

時々指先に力を入れて、シリコンを握って自身を締め付けるのも忘れない。

「はっ…っ、」

気紛れな締め付けは、不規則なうねる肉壁を連想させ、窮屈さを感じる以上に再び精を吐き出したい衝動に駆られた。

“あっ、はっ、…気持ち悦いっ、気持ち悦いよっ、お兄ちゃんっ、”

「…っ、そうかっ、」

“お兄ちゃんは?”

「…悪くないっ、」

“良かった…最高の、誉め言葉、聞けてっ”

「そんなに気持ち悦いならっ、存分に、味わえっ…」

律動を乱さないよう、先端部を奥に擦り付けた。

撫でるような動きで、ゆっくりと、そして何度も。

不規則な絡み、微弱で鈍い摩擦、淫らに潤い続ける人工と天然の体液。

焦らしにも似た、様々な小さな煽りを受け取り続けたオレ自身は、吐精感をもう衝動では片付けられなかった。

カウパーとは違う、濃厚に精を含んだ液体が時折飛び散り、既に最奥を濡らしている。

投げ出していた脚を床に下ろし、上半身を机に預けて突っ伏す体勢になると、鈴口にシリコンを密着させ、空気の入る隙間すらも無くした。

(もう…)

僅かな時間だが、一度動きを止め、律動が途切れたと同時に集中力も切れ、抑え込んでいた衝動や欲が、急激に迫り上がってきた。

虚しい現実

“たくさん、ちょうだい…お兄ちゃんの、精液っ、”

いよいよ自分では取り返しの付かない、最高潮に膨張した欲望に身を堕とそうとすると、そんなオレの様子を悟ったように、若菜が熱く湿った声で囁いてきた。

恋い焦がれる相手に、そんな淫靡な言葉で背中を押されれば、もう最後だった。

精の解放口を汚すまでに、溜め込んでいた欲望を飛散させた。

“お兄ちゃんの精液…熱いしっ、濃いし…最高っ、”

精を吐き出し、理性と思考力を取り戻すと、脳内を占めていた若菜の姿が、そんな淫語と共にゆっくりと消失し、とうとうオレは現実世界に引き戻された。

軽く呼吸を整えながら、今度こそ完全にエネルギーを使い切り、肉塊と化した性器を、シリコンから解放した。

収まり切らない色々な液体が、床にポタポタと溢れる。

「…はぁっ、」

自慰行為を終え、オレを占めたのは満悦や余韻ではなかった。

代替品で欲望を満たした空しさ、そして叶わない若菜への恋情。

それらは酷い倦怠感を肉体にも与え。

机が疲労感を完全に吸収するまで、オレは玩具を握ったままただぼんやりと静止した。

若菜、オレは1人の女としてのお前が好きで、お前をネタに抜いてる。

こんなオレを知って、気持ち悪いとゴミを見るような目を向けられたら、どれだけ楽だろう?

「…若菜っ、」

抜いている姿を見られ、若菜に蔑まれる日が来るのを切に願った。

 

 


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