「セックス後にかまってくれない」男が冷たいのはなぜ?
快楽だけではなく、パートナーとの仲を深める効果もあるセックス。どんなに気持ちいいセックスをしても、終わると男はかまってくれず冷たく感じたりするもの。
物足りない気分になってしまうかも知れません。その余韻に浸りながら・・そう思うのは当然。
しかし、男にはどうする事もできない「本能」のようなものがあるのです。
なぜ、男はセックスの後にかまってくれなくなるのか?その理由はどういったものなのでしょうか。
セックス後にかまってくれない男
どうも。哲也です。
セックスが終わりスッキリした後、男は基本的にかまってくれないでしょう。
- 前戯もほどほどなのに、後戯もしてくれない
- 眠たそうにして話を聞いてくれない
- 生返事が多い
- 突然、自分と関係ない話をしてくる
- 背中を向けたままスマホをいじり出す
- ベッドから離れ、ボーッとしながらタバコを吸い出す
- テレビばかり見て構ってくれなくなる
挙げるとキリがありませんが、中には「仕事をし出す」「帰る」という男もいます。哲学の話を真面目にし始める・・という例もあるでしょう。
「なぜ、かまってくれないの?まるでヤる相手として見られているようだ。」…私も過去そう言われたこともありました。
男がこんな行動をとるのは「賢者タイム」が大きく関係してきます。逆に男はこう考えます。「なぜセックス後、そんなにベタベタしてくるんだ?」つまり、完全なすれ違いです。
同じ人間でも、男女ですから感覚のズレが生じてしまうのは仕方ないもの。人は自分の感覚を基点に判断しがちですから、こういったすれ違いはどうしても起こります。
逆にその「なぜ?」を知れば、理解ができなくともまた違ったものが見えるようになります。
セックス後に男が冷たくなる理由
男がオーガズムに至ると、多くの場合賢者タイムに入ります。
科学的な見解から説明すると、男の身体にはオーガズム後に体内に発生する物質があると言われています。
ホルモンの影響
- 性的な満足感が得られた時に誘発し興奮を抑える物質『プロラクチン』
- 精神を安定させる『セロトニン』
射精後『プロラクチン』が性欲をリセットさせ、性的な興味を無くす原因とされています。そして眠気を誘うのは『セロトニン』によるもので、セックス後に寝てしまう男はこのホルモンの誘発が盛んに行われるからです。
射精したとたん、冷たくなり「かまってくれない」と女性が感じる行動をとるのは、これらの物質がその理由の一つとして考えられています。
男の脳は、オーガズムにより性的快楽を得て満足すると性欲から解放されるように作られています。それは、本能のようなものです。
性欲のリセットのため
はるか昔、人間は生態系の中で極めて弱者でした。セックス中も後も、常に警戒しなければ生き残り子孫を残せない。これは人間に限った事ではありません。
哺乳類が本来早漏であるのも同じ理由です。その為、家族を守る必要がある雄は性行為後に性欲は完全にリセットされるようになった・・そんな説があります。
科学者の研究では、オーガズムが思考をつかさどる大脳皮質の働きをリセットしていると発見しました。
さらに、すぐ性欲が復活しないように「プロラクチン」や「セロトニン」などの物質が発生されるのですね。
「そっけない」「かまってくれない」は、男の意思ではどうすることもできない本能による部分であるとも言えます。
男は勃起する必要がありますが、女性はそういったものは必要ありませんね。女性の方が性的に多くを求める事ができるので、それがセックス後のすれ違いを生んでいるのです。
それに男が女のようになってセックス後ベタベタしていれば、再度興奮し勃起します。何度も何度も求められると、おそらく女性は痛くなってくるでしょう。
男がかまってくれない態度は愛情の裏返し?
ここで考えていただきたいことがあります。ひとつの例として考えてみて下さい。
多くの方が家族を大切だと思っているでしょう。中には大ゲンカしていたり、人間として好きではないというケースもありますが、それは省きます。
でも帰れば、友達と遊びます。その方が楽しかったりします。でも子どもにとって、親と友達とどっちが好きか?親に決まっています。
親は「必ずいてくれる存在」と、何の不安も持つ必要のない存在です。それはある意味、幸せで満たされているからこそ。『セロトニン』で溢れているのですね。
女性が男に「かまってくれない。」と不服を申し立てるのは、「好きならなんで遊びに行くの?ずっとママのそばにいればいいじゃない。」そういう感覚と似ています。
大切な家族を愛している。しかし「愛しているよ。」などと、常に愛情表現はしないでしょう。そこで発生しているのが、執着心です。自己中心的に求めすぎているからこその「かまってくれない」という感情という見方もできるのです。
男は子ども。パートナーを抱き射精という快楽が与えられても、思いっきり運動をしたから疲れているのです。だから、「あ〜。疲れた。もう寝るわ。」という態度になっても当然なのですね。
女性の言うかまってくれない態度を取る方が、相手に気を許しているという証でもあるのです。
マンネリ化のはじまりでもありますね。そして「本命には必ずセックス後は優しくする。」これは正解とも不正解とも言えます。実は全くの正反対の場合も考えられるのです。賢者タイムでも、自分の欲求を抑え込んで気を使っているのですから。
わかり合っている相手だからこそ、我を出してしまうのです。本命という意味の捉え方の違いですね。
そもそも何を持って本命と言うのか?「とにかくこの女と1回ヤリたい!」そう思えば、彼女として付き合うつもりはなくても、男は全力を尽くして優しくし気に入られようとします。女が「うん。」と首を縦に振らない限りさせてもらえないのですから。
ただ行為中や行為後に『そんなに良くなかったし、この女もういっか〜。』と思えば、冷たい態度をとる場合もありますが…。いわゆる計算です。
「ひどい!」と言われようとも、女性だって計算するのは同じはずです。人間は知らず知らずのうちにでも計算してしまうもの。一切計算しない方はいないとも言えるでしょう。
セックス後かまってくれないからと言って、優しさを求めすぎるのは自分の欲ばかりを全面に押し出していると考える必要もあるのです。当然、男も同じです。賢者タイムだからといって、常にそっけない態度をとるのもダメですね。
と、自分に言い聞かせる私。
セックス後の男に・・
- 性欲とともに心身リセットされてしまった男の行動や言動
- そんな男をかまってくれなくて冷たいと感じる女性
埋まらない温度差があるのは、仕方ありません。
セックス後に、セックス前やセックス中の気持ちの盛り上がりを男に求めるのは少し酷です。が、期待する反応はなくとも眠らない限りは無反応でもありません。
「そっけない」「かまってくれない」とはいえ、完全にシャットアウト・・にはならないはず。
賢者タイムの男は頭がリセットされ、思考はパソコンが再起動した時ように、論理的に冴えています。
そこでひとつの手として、ベタベタ甘えるのではなく違った会話をするのが良いかも知れません。何か仕事の悩みを相談してみるとか。そういった話であれば、親身に聞いてくれたり良いアドバイスをもらえたりするかも?
エロスに支配されていた思考は今や賢者ですから、きっと良い話をしてくれますよ。賢者タイムとは言っても一時的なもので、個人差はありますが30分〜2時間程です。少しおしゃべりして2回戦目に行くまでのインターバルですね。
幅が広く感じますが、おおよそ数十分ほどと考えても良いでしょう。うたた寝すればなおる程度です。甘えるのはそれからでも遅くはありません。
男はセックスに至るまで、性欲が主導権を握る状態にありますから余計にそのギャップがあります。
セックス後相手にかまわない・冷たく感じるようでも愛情が冷めているわけではなく、少なくともパートナーが相手なら大切な気持ちは静かに心の中にあるものです。
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