カンジダ症の再発
再発しやすいカンジダ症
人の身体の常在菌であるカンジダ菌が増殖し、カンジダ症になってしまうわけですが、カンジダの治療は全てのカンジダ菌を死滅させるという事ではなく、カンジダ菌を元々あった通常の量に戻す事で「カンジダ症が治る」という事になります。
症状が良くなったとしても、本来のカンジダの量に戻ったとは言い切れず、再発してしまうケースもあります。
カンジダは再発しやすい病気です。
性器カンジダの再発
性器カンジダ症が再発する場合は、下記の2つのケースがあります。
- カンジダ菌が再び増殖し再発するケース
- 再度カンジダに感染してしまうケース
カンジダ菌が再び増殖し再発するケース
膣錠を入れて症状が治まったからといって、そのまま膣錠を中断してしまうと、カンジダ菌が完全に正常の量になっていなかった場合、その時の体調や膣内・外陰部の状態によっては、また再増殖してしまい再発してしまいます。
処方されたお薬を最後まできっちりと続けなくてはなりません。
2,3日いくら長くても4,5日もあれば症状は良くなりますが、10日間出されたら10日間はきっちりと膣錠を入れましょう。
病院によっては、1週間に1度入れる事で効果のある膣錠を処方される場合もあります。その時は、1錠か2錠の処方になりますので、決められた日に入れるようにしましょう。
おりものや痛みが治まったからといって、途中でやめてしまうと、再発する恐れがあります。
再度カンジダに感染してしまうケース
完全に健康な状態になっていない場合は特に、腸管に常在しているカンジダ菌が、何らかの理由で再び膣や外陰部へ移動し再感染してしまう場合もあります。
パートナーとの性行為で性感染でうつされてしまった場合も注意が必要で、再度感染する事でカンジダが再発してしまいます。
上記どちらのケースでも、日頃のストレスや睡眠不足・体調不良により免疫力を低下させないような生活を心掛け、下記のような事に気を付けるようにして下さい。
- 下着を清潔に保つ。
- 通気性の良い下着をつけ、蒸れないようにする。
- 抗生物質を必要以上に飲まない。
カンジダを再発させないために
最後に、性感染症では全てに共通し一番大事な事ですが、必要以上に外陰部や膣内を洗浄する事は控えるようにしましょう。
カンジダは性感染症ではないケースの方が多いのですが、昔紗江の友人は、頻繁・極端に陰部を洗いすぎて、性器ヘルペスに感染してしまったという事がありました。
綺麗にするにも限度があるという事ですね。
カンジダは免疫力が低下すると感染しやすくなります。再発しやすい病気なので気をつけましょう。
(PR)