【中年男女のセックス】うまくいかない性のジレンマを解決する方法

関係が長くなればなるほど、付き合いはじめの頃とは全く違ってくる男女。理想とはかけ離れている結婚生活の現実。

若いカップルでもありがちなセックスレス。中年男女にもなれば、セックスレスになってしまう割合は高まります。そしてまるで事務的でドライな行為。

セックスがうまくいかない状態は、お互いが欲のぶつけ合いをしてしまっているケースもあります。

性生活がうまくいかない男女

【中年男女のセックス】うまくいかない性のジレンマを解決する方法

世の中に溢れている性生活がうまくいかない男女。

  • 女 : 前戯がないから不満がつのっている
  • 男 : 刺激のある楽しいセックスができない

お互いにこんな感情のままセックスしても、どんよりした空気感。決して楽しい時間とは言えません。

セックスは、本来楽しくなければならない行為です。愛おしいと感じたものには、触れたくなるのが人間の心理。

かわいいと思うものは欲しくなるし、ペットでも抱きしめたくなります。

男女が触れ合い、お互いを感じ融合する。

しかしさまざまな問題により、お互いに馴れが生じてしまい、お互いに抱えた不満はどんどん大きくなるばかり。

不満が生じている二人のセックスが順調にうまくいかないのは当然です。

両者ともが性に対し、本当に興味がなくなったのなら問題はありません。

しかしあれだけ好きだったはずなのに、性の刺激だけを外で求める。浮気や不倫している男女はかなりの数にのぼっています。

「性欲がない。」と言いはしますが、本当になくなってしまったのでしょうか。

男はいい女を見て刺激され興奮する・女は好きなアイドルを見て興奮する。

彼氏や夫・彼女や妻には求めていないだけ、という可能性が多いのです。

なぜうまくいかないのか

カップルや夫婦のカタチの理想は、人としての考え方なども認め、性生活も良好の仲です。

性欲は、食欲・睡眠欲と並び人間の三大欲求の一つ。

大変大切な人間の欲の根源です。

性格の不一致・性の不一致、付き合いはじめの頃のときめいている状態では、お互いが一歩引いて接しています。

セックスも同様で、常に【自分の欲は後回し】だったでしょう。

  • とにかく愛おしい相手を感じさせてあげたい
  • どうやったら相手にもっと気持ちよくなってもらえるのか

こんな風に考え、いつでも考えるのは相手のこと。そのために一生懸命努力します。

彼氏や夫・彼女や妻、相手が気持ちよくなってくれている姿を見て、自分も感じる。

もっとも二人の関係がうまくいっている状態です。

しかし馴れが生じてくると、【我】が出てきます。

【相手を満たすよりも自分が満たされたい。】この考えがぶつかり、男女の仲がうまくいかなくなってしまう…。

本当は、その馴れ合いは愛着を生み出し、より深い愛情に変わっていくべきものです。

両者がそれなりに押したり引いたりしながら、関係を深く積み重ねていけば、うまくいかない状態にはならないはず。

人間に備えられた【情】はどんどん深くなっていきます。

性生活をうまくやっていくためには

セックスは共同作業です。

どちらかひとりだけの努力では、中年男女の性生活はうまくやっていけません。

常にお互いが、相手を思いやる必要があります。

でも相手の意思を簡単には動かせません。相手の心を動かせないのは、自分のせいという可能性もあります。相手にどうにかしてもらおうと思うのではなく、自分の考えを変えてみましょう。

セックスを愛情表現と考えない

女性は、セックスを愛情の上で行なっていると考えますね。男性との食い違いが、もっとも生じる原因はその部分だと言えます。

好きな人との性行為ですから当然ですが、重く考えすぎてしまうと、二つの精神的負担がかかります。

  • もっとも求めている愛情が感じられない
  • 性的に満足な快感が得られない

セックスを彼氏や夫と共同で行うスポーツ的なものと捉え、肉体的快楽を中心に考えるようにします。

セックスは愛情表現の行為というのは間違いありません。

でも男にとっては肉体的快楽を得るのが根本。だから風俗というものがあるのですね。

【女には99%理解できない感情】と考えても良いでしょう。

わかってはいるけど、わからないという状態です。

思考はそう簡単には変えられませんが、愛情を求めるのではなく快楽を求める軽い気持ちになると、少しだけでも負担は軽減されるでしょう。

「うまくいかない」という自分だけの欲を捨てる

そして自分の欲を押し出すのではなく、結果を求めない気持ちが必要です。うまくいってもいかなくても変わらない自分の気持ちを持つことが、もっとも大切になってくるでしょう。

自分が思いやって努力をしても、一向に変わってくれない相手。そこで、さらに不服がたまります。

「なぜ私が一生懸命しているのに、変わってくれないの!」うまくやっていくためにした努力が、余計に悪化するだけになるかもしれません。

そこで生じているのは、またもや自分の欲です。

それは二人共通の幸せを願ってではありませんね。

  • うまくやっていくために行なった【欲】だけの努力
  • 決して相手を思いやってした努力ではない

だから、腹が立つし相手を責めたくなる。関係が徐々に悪化しうまくいかなくなるのは、欲求が邪魔をしているのです。

【二人の性生活をうまくやっていくために行いたいという気持ち】と、【自分の欲を発散したいという気持ち】は、全くの別のものです。

「調子が悪いから、今日はしたくない。」と言っても、無理矢理強行する男性がいますね。

二人ではなく、『自分だけ』が性生活をうまくやっていきたいと思う考えはそれにあたります。

  • 誰かにあいさつをする【あいさつをしてくれるから自分もする】・【相手が誰であっても無視されてもする】
  • 友人にプレゼントする【「ありがとう」と感謝されたい】・【ただ喜んでもらいたいだけ】
  • 誰かに夕食をおごる【お願いごとを聞いてもらいたい】・【ただ感謝の気持ちを伝えたい】
  • 自分の子どもにさまざまな洋服を着せる【周囲から『お金持ち』という評価を得たい】・【子どもが喜ぶ姿が見たい】

さきほど言いましたしたくないのに無理矢理する男性は、前者にあたります。

いわば、見返りを求める気持ちと同様です。

自分だけの欲のためなのか・二人のためなのかによって、込められる想いは全く異なり、こういったいやらしい考えが相手に伝わってしまう可能性もあるのです。

快楽を求める気持ちより与える気持ちを持つ

そして二人がよりうまくやっていくために、与える気持ちになります。

『気持ちよくさせてもらおう。』という気持ちで行うのではなく、『気持ちよくさせてあげよう。』いわば初心にかえるという意味です。

「私だけ初心にかえったって、彼氏が!夫が!」これは「うまくいかない」という自分だけの欲。

またもや、自分の勝手で腰を振って終わりの男性と【同じ穴のムジナ】になってしまいます。

自分からすすんで、身体への愛撫やフェラをしてあげましょう。

決して、女性は愛撫をされるだけの側ではありません。

『女が受け身』というのはそういった意味合いではなく、女は受ける側と捉えているのならそれは間違いであると言えるでしょう。

  1. 男性が誘ってくる
  2. キスして、バストへの愛撫をする
  3. 挿入して腰を振る
  4. 射精して終了

多くの場合セックスの順序が、自然とこのような流れになっているでしょう。身体や体力の違いで、男性のように動けませんが、できる行動はたくさんあるはずです。

快楽を求めて、自分から能動的に動けばよいのです。

うまくやっていきたいという感情を伝える

それを続けていても、鈍感な男性は気づかない場合の方が多いかもしれません。

最初は能動的になった女性に驚くかもしれませんが、気持ちいいことをしてくれるのだからとますます勝手になる男性もいるでししょう。

ですから「性生活をうまくやっていきたい。」という心からの気持ちを精一杯伝えます。

言葉で伝えなければ男性はわかりません。

言葉で言っても、全く違う思考の相手の考えはわからないとも言えますね。女性も男性の考えは、全く聞いてもわかりません。

なぜ誰でも平気で抱けるのか・知らない女にクンニなんてして気持ち悪くないのか。疑問は多々あるでしょう。

「欲情したから。」「いい女だったから。」などといくら説明されてもわからないように、逆も全く同じです。

男性にとってのうまくいっている性生活の基本は、自分が問題なく射精できている状態です。

『一緒に気持ちよくなろう。』ではなく『気持ちよくさせてもらおう。』と思っているのです。

ですから少しずつ、「二人が満足できるように、もっとうまくやっていきたい。」と小出しにして言葉で伝えましょう。

  • フェラしながら、下半身を顔にもっていって「私もしてほしい」と言う
  • 「順番に責めあおうよ。これじゃ不公平よ。」と笑って言う

責めるのではなく、あくまでも優しく伝えていきます。

『必ずうまくいく』と信じて継続する

このような努力を行なっても、結果はすぐに出ません。努力したからといって、1ヶ月後半年後にうまくいくとは限らず、逆に悪化する可能性もあります。

でも、相手に変わってもらいたかったら自分が変わるしかありません。

自分だけがうまくいっていると感じればそれでOKというのなら、おそらくうまくいかないまま…改善はされない可能性の方が高いでしょう。

不安定な場所で積み木を積み上げても、バランスを崩せばすぐに崩れてしまいます。

男女関係のベースにあるのは、ふわふわのクッションです。

日々さまざまな変化を遂げている人間同士・肉体的な感覚だけではなく思考回路が全く異なる二人です。

簡単にうまくいくはずがありません。ですがそれを積み重ねていけるのが、カップルであり夫婦ですね。

信じれば救われるという陳腐な言葉に感じるかも知れませんが、そういった想いは必ず伝わるでしょう。

慌てず伝えるだけ、見返りを求めず待つ。

セックスの嗜好の違いもありますが、お互いにこういった心で接するようになれば、折り合いがつくようになってきます。

ここで初めて告白しますが、管理人紗江の彼はディープキスが大嫌いです。

セックスしても、一度もキスせず終わる時もあります。

その一方紗江は、彼と熱いキスがしたくてたまらない。

自分の欲丸出しで会うたび・セックス中いつでも常にディープキスをせがんでいました。

いつも彼は、むしゃぶるいをして顔を震わせ「うーん。」と怪訝な表情をします。

ある日、100%紗江に非がある喧嘩のあと。

「ごめんなさい。ごめんなさい。」と言い続け泣いている紗江に、おそらく10分以上舌を絡めるキスをしてくれました。もしかすると、もっと長かったかもしれません。

いつもはすぐに胸やあそこに手が伸びるのにもかかわらず、その時はただキスするだけ。

とても 長い長い時間でした。

その彼の思いやりをきっかけに、紗江のひとりよがりだと気づきキスをやめたのです。

キスしても舌を絡めない唇だけのキスにしていました。おそらく2年ほどずっと。

ひたすら耐えて耐えて、我慢できなくなったら時々はお願いする。それでも、できるだけ控えめにしていました。

そして、自分の望んでいることを常に伝えていました。するといつしか、紗江の望んでいる深いキスをしてくれるように変わったのです。

今では、セックス前には深いキスをたっぷりしてくれます。

紗江からすれば、それでも満足はできていません。もっとしてほしいと考えています。

でも、彼も譲歩する・紗江も譲歩する。

二人がお互いに気持ちよくうまくいくようにするための思いやりです。

ですから、紗江と彼は気持ちでセックスを行なっています。当然男は射精することが一番の目的ですが、それはある程度仕方がありませんね。

ポリネシアンセックスも、言いだしてから何年もできていないままです。

性生活をうまくいかせるには【心】でセックスをする

このように、もし嫌なことであっても『気持ちよくさせてあげたい。』とお互いが思えれば、性生活を良好に改善できるようになります。

紗江の場合は、夫婦ではないからだろうと言われるかもしれません。それはそれで、正解とも言える言い分ですね。

(その後、夫婦となった現在でも同じです。)

そして、残念ながら何をしても伝わらない場合だって当然あります。

叶わない恋があるように、性生活が全くうまくいかないケースもあるでしょう

無責任な言い方になりますが、オナニーやセックスでイケる方法にしても、男女間についても100%うまくいくマニュアルなんて存在しませんね。

それを可能にするのが、人の誠心誠意の心だと思っています。

行動しなければ可能にはできない。ですから、ダメ元でも試してみませんか。自分が選んだ男性です。

『わかってくれないはずはない。』と考えてもよいのではないでしょうか。

セックスに限らずパートナーとの愛情も、全く同じ。

男女関係だけではなく、人間の欲の根本はひとつです。全ての悩みを辿っていけば、行き着くところはたったひとつの場所『煩悩』です。

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