セックスの48手【2】恋のむつごと四十八手:其の34.すのこがくれ
セックスの48手【2】恋のむつごと四十八手:其の34.すのこがくれ
すのこや広縁に限るべきではない。忍んでする技なので、いろいろな場所で応用をきかすことを知っておくのがよい。
この四十八手『すのこがくれ』は、縁側にあけた穴を使ってこっそりセックスしている春画です。
忍術の技の名前みたいですね。
障子に穴をあけて行う『障子越(しやうじごし)』より難易度が高そうです。
これは、こっそり隠れてセックスをおこなうための知恵です。障子越しよりもうまく縁側の下に隠れています。
まさか障子のように突き破ったわけではないでしょうね。おそらく縁側にはあらかじめ穴が空けられていたようです。
このような仕掛けまで作っているというのは、そうとう計画的です。間男をしていて夫が帰ってきたのであわてて隠れるというのではできません。
当時、名前も身分も明かさずに行為ができるような仕掛けは少なくなかったようです。
快感を求めてする密会はもちろん、張形(ディルド)を使って自慰する女たち。約350年前の『秘事作法』でオナニーのやり方があるように、当時から性欲に対し貪欲であったことがうかがい知れます。
すのこや広縁の他にも、いろいろ応用を利かせるのがいい、とありますので、様々なバリエーションがあったのでしょう。
『幕隠(まくがくれ)』や、『炬燵がくれ(こたつがくれ)』という四十八手もあります。
体位で言えば女性上位になりますが、この場合女性は腰を使えません。男性は大変過酷な運動だったでしょう。
上には縁縁があり、通常で考えればセックスを行える体勢ではありませんね。
騎乗位は上手くないといけない?
女性上位になると、女性は必ず腰を使って動かなければいけないわけではありません。
慣れていない男女・またあまりにも若い女性で、極端に腰の動きが鮮やかすぎると、男性はちょっと引き気味になる可能性があります。
テクニックがありすぎると、どれだけヤってきたんだろうと感じさせてしまいます。
腰がうまく動かせないという女性の悩みもありますが、過度に心配する必要はないでしょう。
むしろ下手ながらも、快感に震えながら『一生懸命男性を気持ちよくさせようと頑張っている光景』に満足するとも言えます。
騎乗位(女性上位)の体位
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