セックスの48手【2】恋のむつごと四十八手:其の36.後手付(うしろでつき)
セックスの48手【2】恋のむつごと四十八手:其の36.後手付(うしろでつき)
すでにこの道も時に応じ、季節に従うのがよかろう。この手は夏の頃によいと見える。
夏向きの体位として紹介されています。女が男を手でしっかり抱いている「四つ手」に比べると、女が手を後ろにしています。
夏の頃にちょうどいい体位が、後手付(うしろでつき)です。
つまり、それだけ体の密着度が少ないために、少しは涼しいということなのでしょう。
おまけに女性の背中が床に密着していないから、夏向けの体位なのですね。
たしかに夏向けの体位として紹介されていた両足上(りやうあしあげ)よりも、さらに涼しそうです。
夏は特に正常位では、女性の背中がかなりの熱を帯びますね。
管理人紗江も、セックスが終わると背中をつけている部分は、水でもこぼしたのかというくらい汗でびっしょりです。
今と違ってエアコンのない時代ですから、江戸時代の人々は季節の移り変わりには敏感な生活をしていました。
そんな中で、体位も季節に応じて工夫を凝らし、少しでも快適に楽しみたいという気持ちが込められているようですね。
ブランコに乗る釣上(つりあげ)も季節の知恵なのかもしれません。
そして、季節の移り変わりに工夫をこらすように、男女の出会いについてもさまざまな工夫が凝らされていました。
- 夏の盆踊りは知らない者同士が知り合うチャンス
- 端午の節句に女が自由気ままに振る舞える『女の家』という風習
- 『二十六夜待ち』と呼ばれる新月に近い頃の月見
もっと古い奈良時代から飛鳥時代には、『歌垣(うたがき)』や『嬥歌(かがい)』という集団の集まりがありました。
求婚の歌を歌ったり踊ったりし、男女がカップルになれば山の中へ消えるという説もあるのだとか。野外セックスをして熱い夜を過ごすのでしょうか。
男女が出会う合コンが生まれたのは、とんねるずの番組『ねるとん紅鯨団』の『ねるとんパーティー』から生まれたとも言われていますが、そんな昔から集団合コンのような行事が行われていたのです。
もしかすると、もっと昔からあったのかもしれません。
『歌垣(うたがき)』は、子どもの頃の遊び『はないちもんめ』のルーツでもあると考える方もいるようです。
また農村では、『嫁宿』『若者宿』と言われる集会所があり、男女の交流の場所になっていたと言います。こちらも集団合コンです。
女性が腰を動かせる『後手付(うしろでつき)』
後手付(うしろでつき)のように、後ろに手をつくと女性は自由に腰を使える体位になります。
いつもは男性任せ・またはちょっとしたサポート程度しかできない女性ですが、手と足をしっかりとついて腰を前後させてみましょう。
たとえぎこちない動きでも、何度もやっているうちにコツをつかめます。
数分でも女性主導権で攻めても、楽しいセックスができるでしょう。
セックスの体位48手【2】恋のむつごと四十八手TOPにもどる
セックスの体位48手【1】を見る
(PR)