ピルの避妊以外のメリット
ピルの避妊以外のメリット
ピルは、正しい服用を守れば100%に近い避妊効果が得られます。
もちろん全てに対してメリットしかないというお薬はありませんので、ピルに対しても同様、副作用もあります。
上記のページでもご説明していますが、ピルの副作用はそこまで心配する事はありません。
自分に合ったピルを選ぶ事で、副作用が起きない場合もありますので、もしあまりにも吐き気が治らない・気分が悪いなどの症状が現れた場合は、違うピルで様子を見てみるのもひとつの方法です。
ピルを飲む時に大事なのは、自分に合ったピルを選ぶという事です。
ピルには色々な種類がありますから、まずは一番ポピュラーなものを選ぶといいですね。
がんになるリスクを低下するメリット
ピルは避妊にはメリットがあるけど、ガンになりやすいという事をよく聞きます。
安易な素人考えで、自然に話が大きくなりそのようなことが噂話のように広がっていっただけで、ガンになりやすいというのは間違いです。
それよりも、ピルのメリットとして、ガンにかかるリスクを下げる働きがあると言われています。
- 卵巣がんの予防
- 卵巣嚢腫の減少
- 子宮がんの予防
ピルは、
- 排卵を起こさせない。
- 受精卵が着床しにくい状態にする。
- 子宮へ精子が進入する事を妨げる
上記の作用で避妊のメリットがあるわけですが、排卵による卵巣の損傷が減るので、卵巣がんや卵巣嚢腫などにかかるリスクが低下。
そして、ピルに含まれる黄体ホルモンが子宮内膜を保護するので、子宮体がんにかかるリスクを低下させるメリットがあるそうです。
ホルモンバランスを整えるメリット
ピルを服用する事によって、排卵によるホルモンの変化がなくなるため、下記のようなメリットがあります。
出典:midorii-clinic.jp
月経前症候群(PMS)軽減のメリット
- 生理前のイライラなどの精神的な症状を緩和するメリット
- 生理前の胸の張りやお腹の痛みなどの身体の変化を軽減するメリット
これらのような生理前の身体の変化は、月経前症候群(PMS)と呼ばれています。
毎月必ず現れるこのような症状と常に向き合っていくのですが、症状のひどい女性の場合、普通の生活さえできずに困っている人もいます。
ピルは、この月経前症候群(PMS)にメリットがあるというよりも、治療に使われるお薬なんです。
ですが、かなりの効果は見込めますので、避妊がしたいプラスα生理前のこのような症状がひどい人は試してみる価値はあると思います。
更年期症状・骨粗鬆症へのメリット
ピルには、ホルモン状態を安定させる事によって、更年期障害の症状の改善のためにも処方されます。
そして、骨粗鬆症を予防するメリットもあります。
にきび、多毛の改善メリット
月経前のニキビや多毛症は、皮脂分泌を活発にするホルモン「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の影響があります。
ピルを服用する事で、男性ホルモンの活性を抑え、男性ホルモン過多によるニキビ(思春期ニキビ)や多毛症をきれいにする作用があるとのこと。
ピルには、エストロゲンという卵胞ホルモンとプロゲステロンという黄体ホルモンが配合されていますが、この2つのバランスが整う事によって、ニキビや多毛症を改善させるメリットとなるとも言われています。
生理に関するメリット
- 生理痛の軽減のメリット
- 生理量が減少する事により貧血の改善
- 生理不順の改善
ピルを飲むと、子宮内膜があまり厚くならないうちに月経が起こるので、出血量が減り、子宮収縮も抑えられて月経痛が軽減。
子宮内膜症になりにくくなるという報告もあり、すでに子宮内膜症にかかっている場合は、進行をくいとめられる可能性もあります。
また、生理の周期が規則正しく28日周期になるので、生理不順への治療効果があります。生理日の予定が立ち、旅行や試験などに便利です。
1カ月以上前から調整すれば、生理日を変更することも可能です。
紗江はピルを飲む前、かなりの生理痛に悩まされていました。
生理前から生理2日目までは仕事を休むこともしばしば・・・
ですが、ピルを服用し始めてからは、元々ひどかったので生理痛がなくなるまではいきませんでしたが、それでも普通に生活できるくらいの生理痛に減少したんです。
タバコさえ吸っていなければ、今も続けていたと思います。
いい機会だと思って、合わせて禁煙してみてもいいかも知れませんね。
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